▼第9試合 RIZINキックルール 61kg契約 3分3R
○大雅(TRY HARD GYM)61.00kg
[判定3-0] ※30-28, 30-27×2
×基山幹太(BELLWOOD FIGHTTEAM)60.95kg
大雅は2012年1月に16歳でプロデビューし、2014年8月にKrushスーパー・バンタム級王座を奪取。2016年にはK-1 WORLD GP -60kg日本代表決定トーナメントで優勝し、翌2017年2月にはK-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王座を奪取した。RIZINには2018年9月から参戦。2020年8月の『RIZIN.23』で原口健飛にまさかの初回KO負けを喫するなど泥沼の3連敗を経験したが、11月の『RIZIN.25』でDEEP☆KICK -63kg王者・山畑雄摩を判定で破り、復活の狼煙をあげた。戦績は21勝(6KO)12敗。
基山は鈴木博昭率いるBELLWOOD FIGHT TEAMに所属し、戦績は7戦6勝1敗。2019年10月から「ONE Warrior Series」に参戦し、2勝を挙げるも、同シリーズが新型コロナウイルスの影響で休止。2020年12月のプロ修斗で「全日本新空手道連盟提供試合」として、キックボクシングルール60kg契約で龍翔と対戦し、判定負けとなっている。
デビュー戦の時は大雅と同じ髪型にし、同じトランクスを履いて試合をしたほど大雅に憧れていたという基山。大雅としては圧倒的な差を見せつけて勝ちたいところだ。
1R、ともにサウスポー構え。出入りの大雅に基山は圧力をかけて前へ。しかし、パンンチの距離にする大雅はカウンターの右! コーナーに追い込み、左のダブルも。前のめりに崩れる基山だが、体勢を整えると大雅は左のロングフックも。さらに左ボディを突く。
2R、プレスをかける大雅。右ジャブに基山はアゴが上がるが右フックをヒット! ワンツーの交錯からワンの右を当てる大雅。さらに左ストレートも! 基山は長い左ハイを当てるが浅いか。大雅は前に出る。
3R、基山のジャブにガードを固めて飛び込む大雅。右のアッパー気味のストレートも当てる。左カーフを狙う基山。右ジャブを当てる大雅は右ストレート! 下がる基山は鼻血! さらに左をスイングする大雅! しかし下がらない基山。互いに左の打ち合いからボディを効かす大雅。動きが止まらない大雅。ゴングに基山は思わず屈んで両ヒザに手を置いた。
判定3-0は30-28, 30-27×2で打ち合いのなかでも終始、有効打を当てた大雅が勝利。
試合後、大雅は「相手の基山君、気持ちが強くてこれから楽しみです。僕はこれからもっと上のステージに行きたいんで、どんどん強い選手とやって頑張ります」と、抱負を語った。