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【RIZIN】浜崎が浅倉にスプリット判定で王座防衛、サトシ、クレベルが揃って三角絞め一本勝ち。武田が久米との死闘制す

2021/03/21 13:03

▼第13試合 71.0kg契約 5分3R(※ヒジ無し)
○ホベルト・サトシ・ソウザ(ボンサイ柔術)70.75kg
[1R 1分44秒 三角絞め]
×徳留一樹(パラエストラ八王子)70.95kg


 ライト級(5分3R・ヒジあり)で、ホベルト・サトシ・ソウザ(ボンサイ柔術)と徳留一樹(パラエストラ八王子)が対戦する。


 RIZIN初参戦となる元UFCの徳留(33歳)は、第6代PANCRASEライト級王者。MMA20勝10敗1分で、PANCRASEから2013年にUFCに参戦し、クリスチャーノ・マルセロに勝利も、ジョニー・ケースに敗れるなど1勝3敗でリリース。


 PANCRASEに戻り、北岡悟にKO勝ちでライト級王座を獲得するも、現在RIZINに参戦中の久米鷹介に2度敗れ、王座陥落。2018年7月にONE Championshipに参戦し、ジャダンバ・ナラントンガラグに判定負け、73kg契約でクリスチャン・リーにも敗れたが、2019年5月にエイドリアン・パンにTKO勝ち、10月にジョニー・ヌネスに判定勝ちで、現在2連勝中だった。


 対するサトシ(10勝1敗・31歳)は、ムンジアル黒帯ライト級準優勝の柔術家。MMA7連勝でRIZINに参戦し、北岡悟、廣田瑞人をいずれもKO・TKOで下し、2019年10月にライト級トーナメントに参戦もジョニー・ケースに1R TKO負け。2020年8月に矢地祐介を1R マウントからのパウンドでTKOに下し、再起を飾っていた。大晦日に王者トフィック・ムサエフとの王座戦が内定していたが、新型コロナウイルスの影響とアゼルバイジャンの内戦により、ムサエフが来日出来ず。今回は王座戦に向け、落とせない試合となる。


 MMAでは徳留が3倍のキャリアを誇り、ボクシングの巧さを誇るが、寝技ではサトシのキャリアが上。サトシは接近戦に勝機を見出すか。


 1R、サウスポー構えの徳留、オーソドックス構えののサトシ。下がらず先に中央を取った徳留。左右を振って四つに組んでテイクダウンは徳留!


 ガードを取るサトシは、徳留の右腕を掴んで、左足を首にかけて、右ヒザ裏で三角を組むと、引き込み徳留を回転させ、今度は左ヒザ裏に足を組み直して三角絞めへ! 自身の左手で右足を手前に引くサトシ、徳留も座り込んで距離を取ろうとするが、三角のスペースが狭くなり、タップした。


 飛行機ポーズでリングを回るサトシ。大の字の徳留とハグを交わすと、リング上でマイクを握った。


「皆さんこんにちは。弟(分の)クレベル、マルキーニョス、いつもキツイ練習ほんとうにありがとうございます。みんなほんとうに私、ベルトを獲りたい。武田、RIZINのベルト、いいじゃないか」とムサエフ戦、あるいは武田との王座戦をアピール。


 続けて、「奥さんもいたから緊張したよ。いつもありがとう愛しているよ。私はRIZINのベルトだけ、欲しい。みんな応援してお願いします」と語り、徳留とハグし、「ほんとうにこの試合したくなった、いい人だから」とマイクで語った。


 最後は「RIZIN、最高!」とリングで叫んだ。

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