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【RIZIN】浜崎が浅倉にスプリット判定で王座防衛、サトシ、クレベルが揃って三角絞め一本勝ち。武田が久米との死闘制す

2021/03/21 13:03

▼第4試合 RIZINキックルール 53.0kg契約 3分3R
△佐藤執斗(グラップリングシュートボクサーズ名古屋)53.00kg
[判定0-1] ※28-29, 29-29×2
△國本真義(MEIBUKAI)52.85kg


 佐藤は、シュートボクシング関西地区を代表する注目株。DEEP初代ストロー級王者カン・サトーを兄に持つWMC I-1 51kg・54kg王者。格闘技のキャリアは空手から始まり、05年に柔術を始める。その後、キックボクシングへ転向し、名古屋のリングでキャリアを重ねる。16年にシュートボクシング・ヤングシーザーカップでプロデビューし、初戦を白星で飾る。シュートボクシングを主戦場にしながら、同年12月に香港で行われたWMC I-1 54kg級タイトルマッチでアルフレッド・クウォンを2R、TKOで倒してチャンピオンとなる。17年5月にROAD TO KNOCK OUT.1に出場も黒星を喫する。同年8月にWMC I-1 51kg級タイトルマッチでゲイリー・タンに判定で勝利し、2階級制覇を達成。


 18年8月に地元・名古屋で開催されたRIZIN.12に参戦し、瀧谷渉太に判定で敗れるもお互いにダウンを取り合い、接近戦で打ち合うなど熱い試合を繰り広げた。それ以降はシュートボクシング、ムエタイ、REBELSで経験を積み、19年6月に韓国・釜山で行われたMAX FCフライ級タイトルマッチで王者のチョ・アルトゥールにフルマークの判定勝ちを収め新チャンピオンに輝いた。しかし、その後はシュートボクシングで2連敗と結果が振るっていなかった。RIZIN2戦目となった20年11月の大阪大会では政所仁からダウンを奪われ勝利を逃す。勢いに乗る國本に真っ向勝負を挑み、地元・名古屋の地で勝利を掴みたい。


 國本は、幼少より空手を習う。15歳でキックボクシングに転向。関西のリングを主戦場とし、アクセル、ホーストカップ、シュートボクシング、REBELS、BOMなど数々の団体に参戦しキャリアを重ね、現在までに47戦24勝19敗4分(2021年2月現在)。17年9月のホーストカップ名古屋大会ではRIZINにも出場した憧れの瀧谷渉太から1Rにダウンを奪い、判定勝ち。20年12月のWMCインターコンチネンタルバンタム級王座決定戦ではWMC日本バンタム級王者の稔之晟相手に得意のローキックと前蹴りを多用し、パンチとのコンビネーションで終始攻め続け、フルマークの判定勝ちで王者に輝いた。RIZIN初参戦となる今大会で軽量級ならではのスピードとアグレッシブファイトで存在をアピールできるか。


 1R、ともにオーソドックス構え。佐藤の強振にロープに詰まる國本。さらに右のロングフック。國本はジャブ&ローもそこに右を合わせていく佐藤。


 2R、上下に打ち分け前に出る佐藤はボディ打ちも。國本は右ローを蹴るが、佐藤は左カウンター。思い切りのいいジャブからストレートで前進。しかし國本もこつこつ右ローを当て、佐藤に尻餅をつかせる。


 3R、ギアを上げた國本の入りに右を狙う佐藤。國本は高い打点の前蹴りを入れて前に。さらに右ローに佐藤のバランスが崩れる。右ローを当てて一転、右前蹴り! 前に出る國本に、佐藤も渾身の右ストレートを返すが、構わず詰める國本に佐藤は後退。ゴング。


 判定0-1(28-29, 29-29×2)の熱戦は1者國本支持もドローとなった。

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