▼第5試合 57.0kg契約 5分3R(※ヒジあり)
○村元友太郎(ALIVE)56.95kg
[1R 2分37秒 KO] ※連続跳びヒザにカウンターの右ストレート
×山本聖悟(フリー)56.80kg
初参戦の山本は9歳の頃より極真空手を学び心身を鍛えるも、中学3年で暴走族に入り、17歳では総長になるなど、地元では喧嘩に明け暮れた。その結果少年院に入ることに。退所後は、朝倉未来の勧めもあり、格闘技に打ち込み、2016年3月のDEEP名古屋大会でプロデビュー。以降は、GRACHAN、HEAT、PXCで経験を積み、現在は韓国のROAD FCを拠点に活躍。GRACHANフライ級ランキング1位に付け、プロ戦績は4勝5敗1分。2019年にはROAD FC 2019 KO AWARDに選ばれるなど、長いリーチを活かした強打を武器にする好戦的なファイターだ。
村元は、大学時代に名古屋ALIVEで本格的に総合格闘技を始める。アマ修斗を経て、15年2月のPANCRASEプロ昇格トーナメントフライ級優勝を飾る。3月にHEATに参戦し、プロデビュー戦でGLADIATORフライ級王者の南出剛を相手にパウンドによる2R TKOで勝利を挙げる。PXCと契約し、15年12月にシェーン・アルバレスから判定勝利。16年3月にジョシュ・アルバレスに判定で敗れ、これを機に階級を下げる。主戦場をDEEPに移し、8月のDEEP 77でモンゴルの強豪アルタンツェツェグ・ウーガンバヤルに判定勝ち。しかし12月のDEEP CAGEではDEEPストロー級王者の越智晴雄に一本負け。17年7月の川原波輝戦もTKO負けを喫したが、同年12月のPANCRASEvsDEEP団体対抗戦では大崎勝海をチョークスリーパーで絞め落し復活。18年4月のDEEPでランボー宏輔を終始圧倒し2連勝を飾る。同年8月の川原波輝との再戦ではドローに終わった。今回は階級上の57kgで試合に臨む。
RIZIN初参戦となった19年8月RIZIN.18では階級が上の征矢貴相手に激闘するもTKO負け。その後は怪我で長期療養していたが、約1年振りに20年8月のDEEP 96 Impactに出場、鮎田直人を3Rにチョークスリーパーで絞め落し復帰戦を勝利で飾っている。“北陸の牛若丸”の異名を持ち、スピードを活かした、打撃と組みを混ぜたアグレッシブなファイトスタイルで山本に勝負を挑む。
1R、先に右ローで入るオーソドックス構えの村元。山本もサウスポー構えから長いヒザ蹴りを狙う。左で飛び込む村元。山本の右カーフにすぐに組みに行く村元。突き放す山本。
遠い間合いを取り直す山本はスイッチ。大きなワンツー狙いの村元は右カーフ狙い。しかし山本は跳びヒザで前に。さらに2度目の跳びヒザもかわされると、3度目の跳びヒザへ。コーナーに詰まった村元だが、何度も合わせにいった右ストレートをカウンターでまともにもらった山本がダウン! パウンドを浴び、レフェリーが間に入った。
不用意な跳びヒザ連打の山本を打ち落とした村元は、「フライ級の試合面白いっしょ。一発で終わる緊張感、ヒリヒリ感。フライ級、RIZINにもいい選手が何人もいるんで、フライ級もGPよろしくお願いします!」と3つめのGP開催をリクエストした。