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レポート

【UFC】ポイエーがマクレガーを2R TKO! チャンドラーがUFCデビュー150秒TKO勝ち=「UFC 257」

2021/01/24 09:01

【セミメインイベント】

▼ライト級 5分3R
×ダン・フッカー(ニュージーランド)156lbs/70.76kg
[1R 2分30秒 TKO] ※左フック

○マイケル・チャンドラー(米国)156lbs/70.76kg

 元Bellator王者のマイケル・チャンドラーがUFC初参戦。ライト級6位のダン・フッカーが迎え撃つ。

 フッカーは、2014年6月にUFCデビュー。2戦目で日本大会に出場し、マキシモ・ブランコに敗れたが、2015年5月の日沖発戦でオーソドックスからサウスポーに構えを変えて勝利。2017年にフェザー級からライト級に転向し、7勝2敗。

 2020年2月のポール・フェルダー戦の勝利、2020年6月にはダスティン・ポイエーに判定負けも2試合連続のファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞している。

 チャンドラーは2019年12月の日本大会での勝利後、2020年8月にBellatorで元UFC世界ライト級王者のベンソン・ヘンダーソンに1R TKO勝ちでUFCと契約も、コロナ禍のなか、ハビブ・ヌルマゴメドフvs.ジャスティン・ゲイジー戦のバックアップファイターになるなど、出場機会を待っていた。今回のオクタゴンデビューとなった。

 星条旗を背に羽織り入場のチャンドラー。対するフッカーもニュージーランド国旗を首にかけて入場。

 1R、ともにオーソドックス構え。対峙すると身長差が際立つ。詰めるチャンドラーが中央を取る。距離を取るフッカーは右前蹴り。さらにローで牽制。

 サウスポー構えにスイッチも見せるフッカー。チャンドラーは右ボディストレート。さらに右フックで入る。ブロックするフッカーは右回り。追うチャンドラー。

 フッカーは右カーフキック、しかし、金網まで詰めるチャンドラーは、右ボディストレートから左フック! ダウンしたフッカーにチャンドラーはパウンドを連打し、レフェリーが間に入った。

 1R 2分30秒 TKO。チャンドラーはケージの上からバック宙を見せて歓喜の雄叫び。

 ケージのなかで、「嬉しいよ、長い道のりでアップダウンもあった。すべての道のりはここに繋がっていた。さあチャンピオンシップへ行こう。シンプルにコンビネーションを繋げた。フッカーは強い。これがプロのベストの瞬間だ。コナー、ポイエー、新王者のお出ましだ! ハビブ、オクタゴンに戻って30勝目を挙げたいと言うなら、俺を倒せるか!」と宣戦布告した。

◆チャンドラー「Bellatorでも常にUFCで戦えたらどういった試合ができるか考えてきた」

「12年以上、他の団体で戦ってきて、常にUFCで戦えたらどういった試合ができるか、誰と戦えるかを考えてきた。この勝利でUFCライト級ランキングトップ5に食い込むことは確実だろう。コナーより上にランクインできるかは分からないけど、トップ5に入れて何より嬉しいよ。

 ジムでは常にシンプルなトレーニングを心掛けている。UFCで試合をしていなくても、俺の一発の威力はみんな分かっていると思う。フッカーは長いリーチに頼りすぎた部分があった。俺からしてみれば、ヤツのリーチ内に入り込むことさえできれば一発を決めることができると分かっていた。これまでもフッカーのように身長の高い相手に対して右フックを決めてきた。

 アブダビのような場所で、セミメインイベントとしてUFCデビューを飾れて嬉しく思う。まだUFCで1勝しただけ、まだ名指しで相手を指名するほどの権利はないと思っている。次に関してはまたダナ(・ホワイト代表)とショーン(・シェルビー=マッチメーカー)と話しながら決めていくよ。今は早く飛行機に乗って家族に会いに行きたい」

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