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レポート

【UFC】ポイエーがマクレガーを2R TKO! チャンドラーがUFCデビュー150秒TKO勝ち=「UFC 257」

2021/01/24 09:01

▼女子ストロー級 5分3R
○マリナ・ロドリゲス(ブラジル)116lbs/52.62kg
[2R 0分54秒 TKO]

×アマンダ・ヒバス(ブラジル)116lbs/52.62kg

 ストライカーのロドリゲスは女子ストロー級8位。UFC2勝1敗2分けで、前戦では元王者のカーラ・エスパルザにスプリット判定負けでMMA初黒星を喫した。

 対するヒバスは柔道&柔術出身で現在10位。MMA10勝1敗で、UFC4連勝中。エミリー・ワイトマイアに一本勝ちすると、柔術世界王者のマッケンジー・ダーン、ランダ・マルコスにも判定勝ち。前回はフライ級でペイジ・ヴァンザントに1R 腕十字で一本勝ちしている。

 1R、ともにオーソドックス構え。先に詰めるヒバスはワンツー。そこに長い右を狙うロドリゲス。ヒバスは左で差して腰に乗せて投げてテイクダウン。下のロドリゲスは二重がらみからバックテイクを狙うが、足を解いたヒバスは首を前方に引き付けネッククランクへ。

 首を抜くロドリゲスはクローズドガード。上のヒバスは再びネッククランク。さらに上から鉄槌を伸ばす。そこにロドリゲスはハイガードで腕十字を狙う。

 2R、組んで首相撲ヒザを狙うロドリゲス。そこにクリンチアッパーはヒバス。離れて右を当てたロドリゲス! ダウンして足にしがみつくヒバスにパウンドを連打するが、近づいたレフェリーのストップと勘違いし一旦離れるも、さらに詰めて首相撲から、右ヒジ! さらに右ストレートで今度はハーブ・ディーンがしっかりと間に入り、TKO勝ちした。

 試合後、ロドリゲスは「コンプリートファイター相手なので、どんな試合になるか、ケージ際の動きも対応してきた。(最後は)レフェリーが近づいてきたので止まるかと思ったけど、すぐに続けて良かった。この勝利でトップ5に入ると思います。できれば王者に挑戦したい。みんな、私が誰か分かったよね?」と観客にアピールした。

◆ロドリゲス「この試合まで私の名前が話題になることなんてほとんどなかった」

「(一度動きを止めたのは)決まったと思ったの。相手は動いていなかったし、レフェリーが近寄ってきて腕を開いたから下がった。もうあれ以上、彼女に打ち込んでいく必要はないと思ったから。でも、見回してみたら観客が全然違うリアクションで、誰も近寄ってこないし、だからまだ行かないといけないんだと気づいて、改めてフィニッシュしたわ。

 2Rはもっと打っていかないといけないのは分かっていたし、パンチを当てていったら彼女がショックを受けていたから、かなり効いていたんだと思う。だからフィニッシュするためにやるべきことをやったの。この試合まで私の名前が話題になることなんてほとんどなかったし、確かに彼女はこれまでたくさんの強敵とやってきて人気もあるけど、この試合で名前が知れ渡ると思っていた。

 観客が入っていたのも良かったし、私への声援もその逆もちゃんと感じたわ。人がいるってことがただただ素晴らしいと思ったし、できれば次は満員のアリーナでやりたい。トップランカーのファイターとやるためにUFCに来たし、この勝利がそこに導いてくれることを願っている。常に上を目指している。多少の犠牲は覚悟の上よ。目標はベルトをかけて戦うことだから、常に戦っていたい」

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