▼ミドル級 5分3R
○ブラッド・タバレス(米国)185.5lbs/84.14kg
[判定3-0] ※30-27×2, 29-28
×アントニオ・カルロスJr.(ブラジル)185lbs/83.91kg
タバレスはミドル級14位。2010年からUFCに参戦しているベテランで、UFC4連勝から2018年7月には、現王者のイスラエル・アデサニヤに5R判定負けとなっている。その後、エドメン・シャバージアンに1RKO負け。2連敗中だ。
柔術ベースのカルロスJrはUFCミドル級での6勝のうち5勝がチョークでの一本勝ち。2014年のTUFブラジル3ヘビー級トーナメント優勝者で、ミドル級に転向し6勝3敗1NC。2019年5月にイアン・ハイニッシュに、9月にユライア・ホールにいずれも判定負けでタバレス同様にオクタゴン2連敗中だ。いったん3月に組まれたカードだが、両者ともに負傷欠場からの仕切り直しとなる。
1R、右ローから入るタバレス。カルロスJrはシングルレッグも頭を推してタバレスは切る。カルロスJrの左の打ち終わりに右を当てるが、そこにダブルレッグはカルロスJr。金網際でテイクダウンを凌ぐタバレス。カルロスJrはシングルレッグからハイクラッチに切り替えるが、タバレスは切る。
ワンツー&右ローはタバレス。そこに左右を振って前進はカルロスJr。しかし金網背に左で小手を巻くタバレス。右で差して押し込むカルロスJrはヒザ蹴りも金的に。再開。ブザー。
2R、右ローはタバレス。さらに右ストレートもそこにダブルレッグテイクダウンはカルロスJr! 中央でテイクダウンもすぐに立ち上がるタバレスは片足立ちでケージまで動き金網背に作り直す。体を入れ替えて離れるタバレス。左ジャブのダブルから右ストレートはタバレス! しかし詰めてもカルロスJr相手にテイクダウンには行かず。
左ジャブの刺し合いはタバレスが競り勝ち。さらに見合いから右を伸ばす。シングルレッグはカルロスJrも片足立ちで切るタバレスが右ストレート! 前方に崩れながらシングルレッグに入るカルロスJrにタバレスの右の蹴り上げが金的をかすり、カルロスJrはローブローをアピール。ピンチに時間を使ってインターバルを取る。
再開、右フックを振るタバレス。右に回るカルロスJrの外足を取り左ミドル。その蹴り足をカルロスJrが掴みブザー。タバレスのラウンドに。
Like he was never gone! Welcome back, @BradTavares 🌺
— UFC (@ufc) January 24, 2021
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3R、シングルレッグから右脇を差して金網に押し込むカルロスJr。右の小外がけで崩すが、すぐに体を戻すタバレス。ブレーク。スタンド再開。左ジャブ、左インローを打つ。ジャブをもらうカルロスJrは、シングルレッグから押し込むが、金網背に左で小手に巻くタバレスは片足立ちでバランスを保ちブザー。判定は3-0(30-27×2, 29-28)でタバレスが勝利した。
◆タバレス「ファンが俺が放った打撃に反応してくれて嬉しかった」
「勝てて嬉しいよ。連敗していたからね。今日は必ず勝利するつもりで試合に挑んだ。UFC PI(UFCパフォーマンス・インスティチュート)のおかげで最高の状態で今日を迎えることができた。もちろん試合ではフィニッシュを狙っていたけど、試合自体はしっかり支配することができたと思っている。ケージ側で相手に抑えられる時もしっかり打撃を打ってポイントを稼ぐことができた。相手は少し疲れているように見えた。ファンにも後押しを受けた部分もあるよ。俺が放った打撃に反応してくれて嬉しかった。今のところはケガもないから、UFCからのオファーを待ってチームと一緒に試合を決めていくことになると思う」