【アーリープレリム】
▼キャッチウェイト 5分3R
×ニック・レンツ(米国)150lbs/68.04kg
[判定1-2] ※28-29×2, 29-28
○モフサル・エフロエフ(ロシア)150lbs/68.04kg ※14勝無敗に
MMA13戦無敗のエフロエフは2020年7月の前戦で、修斗で斎藤裕に勝利しているマイク・グランディに判定勝ち。対するレンツはシャーウス・オリヴェイラ、アーノルド・アレン相手に連敗中。
1R、ともにオーソドックス構え。右ローを打つレンツの入りに右を合わせるエフロエフ。レンツは右当てて右を差して押し込み小外がけも捨て身になり下に。
下のレンツはクローズドガードに入れてギロチンチョークからスイープ。脱出したエフロエフはスイッチから上を取り返すと、パスガードを試みるが、レンツはまたもアームインギロチンへ。
首を抜くエフロエフはハーフになると、レンツは下から跳ね上げるが、エフロエフは中腰からかつぎパス。そこでレンツが立ち上がったところでブザー。
2R、詰めるエフロエフは左ミドルハイ。そこにレンツは右を合わせにいく。頭を下げて右を打つエフロエフ。さらにワンツーを3連打し前進も、さばくレンツは右を当て、突っ込んできたエフロエフにノーアームギロチンで上に。首を抜くエフロエフはすぐにアタックする。
ワンツー&アッパーで前に出たエフロエフ。レンツも押し戻すが右に抜けるエフロエフは角度をつけてかわす。距離が近くなるとレンツはギロチンを仕掛けるが、スタミナ厳しい。頭を抜くエフロエフはステップを踏んで、左ジャブ! 右ストレート。さらに左を当てると、レンツがシングルレッグに入ったところでブザー。
3R、右目周辺から出血するレンツ。その前進を左回りでさばくエフロエフが近づけばクリンチアッパー。手数が減ったレンツの右の入りに左ジャブを当てるエフロエフ。スイッチし、角度をつけて右を当てるエフロエフ。レンツはシングルレッグもがぶるエフロエフはクリンチアッパー! さらに右ロー&左右、右の後ろ蹴りと一方的な展開に。自分だけが当てて被弾しないエフロエフ。ジャブの刺し合いも当て、左ジャブ、左アッパー。レンツの右をかわしての右と自在にスタンドでコントロールし判定へ。
More than a prospect 🇷🇺 @MovsarUFC gets the nod on two scorecards for the SD.
[ 📺 Action moves to @ESPN next ] pic.twitter.com/cgIBVlehjT— UFC (@ufc) January 24, 2021
判定は2-1で後半を制したエフロエフが勝利。MMA14戦無敗。UFC4連勝をマークし、トップ15との対戦をアピールした。
◆エフロエフ「この階級の全員を倒す自信はある」
「別に驚きはなかった。コーチたちが彼のギロチンに備えられるようにしておいてくれたから、この状況は想定済みさ。俺にとってはスプリット判定だったことが唯一のサプライズ。すべてのラウンドを取ったはずだからユナニマス判定で勝ったと思っている。
今回の試合は短期間だったし、今回の試合に関しては向こうのカーディオが少しいいのは分かっていたんだ。相手のカーディオに合わせるには1Rが必要だった。1Rを終えてからは向こうが死んでいた。
2Rも3Rも全部見えたし、相手をボコボコにしてやった。トップ10とやりたい。この階級の全員を倒す自信はあるし、次の試合はいい相手とやらないといけない。今回の相手のニックはベテランだし、本当に素晴らしいファイター。リスペクトもしている。だけど、俺は誰よりも優れていると思っているし、ベルトがすべて。あのベルトを次に取るのは俺だ」