【メインカード】
▼女子フライ級 5分3R
×ジェシカ・アイ(米国)126lbs/57.15kg
[判定0-3] ※27-30×2, 28-29
○ジョアン・コールダウッド(スコットランド)126lbs/57.15kg
バンタム級からフライ級に落とし6位のアイは2018年にUFC3連勝も、2019年6月にヴァレンチーナ・シェフチェンコにTKO負け。12月にはヴィヴィアニ・アラウージョに5ポンドオーバーの体重超過のうえで判定勝ち。その後2020年6月にも体重超過しシンシア・カルヴィロに判定負けを喫している。
スコットランドのコールダウッドは7位、UFC6勝5敗のストライカー。2019年は1月にアリアネ・リプスキに判定勝ちも、6月にカトリン・チョケージアンに判定負け。9月にアンドレア・リーにスプリット判定勝ち。しかし、2020年8月の前戦ではジェニファー・マイアに腕十字で一本負けしている。
首相撲からヒザ狙いはコールダウッド。クリンチボクシング狙いはアイ。さらに金網に押し込むも突き放すコールダウッド。左の前蹴りのコールダウッド。詰めるアイは片手を持ち右を連打。クリンチボクシングは互角も押し込むのはアイ。ダーティーボクシングで右を突き上げる。
首相撲ヒザで突き放すコールダウッド。さらに右ロー。右ヒジ。ワンツーから左ミドルを当て、ニータップ狙いも。切るアイも左右を返す。
2R、左ミドルから入るコールダウッド。アイはクリンチボクシング。離れるコールダウッドは右の前蹴り! アイの前進をさばいて左の蹴り、さらにニータップでテイクダウン。深追いはしない。クリンチボクシングはアイ。左ジャブを突くコールダウッドは首相撲から右ヒザ&右前蹴り! さらに右オーバーハンドを当てる。
詰めるアイは左ジャブ! コールダウッドは右のサイドキックを腹に。さらに歩いて左の蹴りも腹に突く。クリンチからヒザを突くのはコールダウッド。バックヒジはかわされ、アイがボディロックテイクダウン! 金網まで這って上体を立てるコールダウッドは細かいパウンドを返す。
3R、詰めるアイは金網まで押し込み頭をアゴにつけてヒザ蹴り。しかしコールダウッドも金網背にデフェンス。ブレーク。首相撲から下段蹴りはコールダウッド。しかしアイも右ストレート! コールダウッドは右を入れ、前蹴り。アイの遠い距離からのダブルレッグはがぶって切って右前蹴りを当てる。
さらに首相撲から右ヒザを当てるコールダウッド! クリンチからヒザ蹴りを突いて前に。頭を下げられたアイはヒジも受け出血。アイは左目尻から出血する。
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— UFC (@ufc) January 24, 2021
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判定は、3-0(30-27×2, 29-28)で有効打を当てたコールダウッドが勝利。
ケージのなかでコールダウッドは、「アイに勝ちたかった。私の方が強いことを証明できたと思う。自分にシンドイことを強いるのを厭わなかった。(シェフチェンコ戦?)ダナに任せている。その試合に近づけたらいいと思う」と語った。
◆コールダウッド(※試合後公式コメント)「次の試合はトップ5とやれれば」
「本当にいい気分。この10週間にやってきたことがすべてこの試合に生きた。本当にいい気分よ。8番目に多い蹴りが決まったというのを見たんだけど、この試合でできたのか分からないとはいえ、常にすべてをぶつけるつもりで臨んでいるし、試合前にも言ったように、彼女にすべてをぶつけていきたかったから、とにかく試合では……自分で難しくしてしまったかもしれない。試合に臨んですべてを見せたかったから。つまり、もしかしたらテイクダウンもサブミッションもいけたかもしれないけど、ゾーンに入っていたような感じ。向こうがやってくることすべてに対応していけた。
私たちにとって一番大事なのは勝つこと。セコンドは常にケージと距離を置けと言っていたし、相手の打撃を見極められて、そういうのが本当に嬉しくて、こっちからはナックルをお見舞いできたしね。常に成長したいと思っているから、ケージ対応に関しては取り組んでいかないといけないことだと思っている。
彼女にテイクダウンされることはなかったけど、それも私にとっては試練のひとつだった。彼女が私より上なのは分かっていたし、彼女はランキング6位だから、これで私が彼女のポジションを奪って、できれば次の試合はトップ5とやれればいいな。そして、タイトル戦線に返り咲きたい」