▼第10試合 RISE GIRLS POWER QUEEN of QUEENS 2020一回戦④ 3分3R延長1R
×erika(=名前の後にハートマーク/SHINE沖縄)
延長R 判定0-3 ※9-10×3
〇寺山日葵(TEAM TEPPEN/初代RISE QUEENミニフライ級王者)
※寺山が準決勝へ進出。本戦の判定は28-29、29-29、29-29
erikaは沖縄在住の選手で、戦績は5勝(2KO)無敗。ぱんちゃん璃奈とは練習仲間でもある。今年3月に沖縄で開催された『TENKAICHI 96』ではボディへのヒザ蹴りで初回KO勝ちを飾った。8月のREBELSに参戦し、平岡琴から番狂わせの勝利をもぎ取って今回のトーナメント出場に抜擢された。
寺山はジュニア時代から数々のアマチュア大会で好成績を残し、高校生になった15歳でプロデビュー。シュートボクシングで活躍中のMISKAIやMIOといった女子トップファイターたちとしのぎを削り、7戦目でMISAKIに初黒星を付けられたが、2018年11月のJ-GIRLSミニフライ級タイトルマッチでリベンジを果たしている。2019年9月に初代RISE QUEENミニフライ級(-49kg)王座に就き、J-GIRLSミニフライ級王座と合わせて2冠王に。今年7月にはsasoriとの延長戦にわたる激闘を制した。
1R開始と同時に突進するサウスポーのerikaがパンチを振るう。寺山はその突進に後退を余儀なくされるが右ストレートを顔面へ打ち込む。erikaは顔面とボディへパンチを打ち分け、寺山は距離が生まれると前蹴り、ミドルを蹴る。
2R、セコンドの那須川天心からアドバイスを受けた寺山だが、erikaのパンチとヒザ蹴りに後退。寺山は前蹴り、右ストレートで対抗。寺山は右目が大きく腫れ、ドクターチェック。再開後、寺山は下がりつつ、前へ出てくるerikaへ右ストレートを連続ヒット。
3Rもerikaの突進は続く。左ストレートが寺山の顔面を襲う。寺山も負けじと右ストレートを連打で打ち返す。前へ出てくるところに右を合わせる寺山。この右が何度もerikaの顔面を捉えるが、erikaは一歩も退かずパンチで前へ出る。
本戦の判定はドロー。延長Rniなるとerikaはまたもパンチを出しながら突進。寺山は右ストレート、前蹴りで対抗。erikaの突進力が弱まり、寺山の前蹴りが当たり始める。それでもerikaは左ストレートで前へ出る。前蹴り、右ミドル、そして右ストレートを出す寺山。erikaもガムシャラに手を出す。そして試合終了。
判定は3-0で寺山。右目を大きく腫らし、ボロボロになってつかみ取った勝利であった。
これにより、大阪でのトーナメント準決勝は紅絹vs百花、寺山vssasoeiに決定。試合後、4選手がリングに揃った。
寺山は「もう嫌になっちゃいますね、本当に。このままだどsasori選手に負けてしまうので3週間後に仕上げて、弟とさっきセコンドついてくれた天心と3人で大阪大会いい結果を出せるように仕上げて、次こそは圧倒的な試合を見せられるように、そして優勝した姿を見せられるように仕上げます」と、自分に呆れたような口調で“次こそは”と誓った。
sasoriは「次はきっちりと倒してリベンジしたいです。今日も絶好調、中畑清でした」と昭和をぶち込む。
百花は「今回の試合は距離が合わなかったのと追いかけられなかったので、次はバチバチに追いかけておもろい試合をします」と、次こそおもろい試合をとする。
そして紅絹は「さっき1Rで腹効いちゃって裏でいっぱい吐いてきました。Ayaka選手が強かったのであんな試合になってしまって悔しかったので、3週間きっちり仕上げていい試合をしないと。エリカさんが納得しないとこのトーナメント来年マジでないので頑張りたいと思います」と、女子トーナメントの存続を懸けて大阪で勝負したいと語った。