▼第1試合 スーパーライト級(-65kg)3分3R
〇水落洋祐(エイワスポーツジム/元WPMF世界ライト級暫定王者、元WBCムエタイ日本統一ライト級王者)
判定3-0 ※29-28、29-27、29-27
×松本芳道(KICK-DIET吉野町/元新日本キックボクシング協会ライト級王者)
水落は2004年にプロデビューし、37勝(20KO)33敗2分の戦績を持つ大ベテラン。様々な団体に参戦し、近年はKNOCK OUTを主戦場にしてやるかやられるかの激闘を常に展開してきた。2019年9月のRISEでは北井智大にKO負けを喫しており、再起を懸ける。
松本は強打と飛びヒザ蹴りを武器に大月晴明らを破りK-1 WORLD MAX2010日本トーナメント第3位。新日本キックボクシング協会の日本ライト級王座に就いた後、プロボクシングに転向すると10勝(8KO)2敗の戦績を残し、東日本新人王トーナメント準優勝も果たした。その後、引退してリングを離れていたが2019年1月の『KNOCK OUT』で突如復活。元J-NETWORKスーパーライト級王者・杉本卓也、4月には前口太尊にも勝って連勝したが、6月の『BOM』ではムエタイの強豪パコーンに敗れ、9月のRISE初参戦で直樹、今年7月の『RISE on ABEMA』で山口裕人に敗れて3連敗と後がない。
1R、サウスポーの松本は左ローから左右のパンチ、水落は右ミドルを多用。ラスト1分近くになると水落が眼目とボディへパンチをまとめる。右ローを蹴る水落へ松本が右フック、一瞬腰を落とした水落だがすぐに立て直す。
2R、右ローとパンチで前へ出る水落に松本は左右フック。水落は右ミドルと右ローを蹴り分ける。松本は左右ボディ、左右フックで水落を下がらせるが、水落の右ローのダメージは明らか。終盤には水落が右フック、左ボディをヒットさせる。
3R、足を止めての打ち合い中、左フックでグラついた松本に水落が連打を浴びせてスタンディングダウン。詰めに行った水落に松本の右フックがヒットして水落がグラつく。再び足を止めて打ち合う両者。互いにフックを当て合うがヒット数は水落が優り、判定3-0で水落が勝利した。