キックボクシング
レポート

【RISE】-63kgトーナメントは原口健飛が直樹を初回KOして優勝、寺山日葵がerikaの猛攻に大苦戦も延長戦で振り切る、準決勝は寺山vs sasoriと紅絹vs百花に

2020/10/11 15:10

▼セミファイナル(第12試合) SuperFight! -70kg契約 3分3R延長1R
〇“ブラックパンサー”ベイノア(極真会館/第2代RISEウェルター級王者)
KO 3R 0分55秒 ※左ハイキック
×宮城寛克(赤雲会/TENKAICHIウェルター級王者、TENKAICHIミドル級王者)


 ベイノアは極真会館の2018年全日本ウェイト制空手道選手権大会・軽量級で優勝した実績を持ち、キックボクシングには2016年5月から出場し、デビューから7戦全勝でJ-NETWORKウェルター級王座を獲得。その後はRISEに主戦場を移し、2018年11月にRISEウェルター級王座を獲得した。2019年12月にはシュートボクシングのリングへ乗り込み、判定負けするも海人を苦しめ、今年2月大会ではHidekiの挑戦を退けて初防衛に成功している。


 宮城は沖縄TENKAICHIの選手で、昨年9月の幕張大会でRISEに初参戦。高木覚清と3R判定ドローだったが、2月にはNKBのリングで3RにKO勝ちを収め、7月の『RISE on ABEMA』ではDEEP☆KICK-60kg王者・中村寛を前へ出続けるファイトスタイルで判定2-1に破った。注目度の高かった中村を破ったことで名を上げた。


 1R、ベイノアは軽快な動きから重い左ミドル、右ロー。宮城が右ローを蹴ってくると右ハイキックを合わせて会場をどよめかせる。さらに後ろ蹴り。


 2R、前に出てパンチを打ってくる宮城にベイノアも応える。宮城は左ミドル、右ローを蹴るが、ベイノアもすかさず左ハイ。ベイノアの左右ボディ連打には場内がどよめく。ベイノアの右アッパーが宮城のガードの隙間を縫うようにヒット。ベイノアが左フックからの右フックで残り25秒、ダウンを奪う。


 3Rが始まってすぐ、ベイノアがワンツーからの左ハイでダウンを奪う。立ち上がった宮城だが、今度は左ボディからの左ハイキックがモロに炸裂。ベイノアが鮮やかなKO勝ちを飾った。


 ベイノアはマイクを持つと「中量級2試合続きましたが、生の目で外国のバケモノみたいなの見たくないですか? そのためには僕らが盛り上げないといけないと思います。伊藤代表、来年70kgのトーナメントお願いします」と、70kgでトーナメントを開催して欲しいとアピール。


 さらに「そのために盛り上げる試合を今年もう1試合やりたいんですよ。そうなると大晦日。出たいと言っている選手がたくさんいますが、俺が一番出たい。何かの手違いで紅白からオファーがあっても試合に出ます。それくらいかけています。もうスケジュール帳にも試合って書いてあります」と、RIZIN大晦日大会への出場をアピールした。

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