キックボクシング
レポート

【RISE】-63kgトーナメントは原口健飛が直樹を初回KOして優勝、寺山日葵がerikaの猛攻に大苦戦も延長戦で振り切る、準決勝は寺山vs sasoriと紅絹vs百花に

2020/10/11 15:10

▼第6試合 RISE DEAD OR ALIVE 2020 -63kgトーナメント準決勝② 3分3R延長1R
〇原口健飛(FASCINATE FIGHT TEAM/第6代RISEライト級王者)
判定3-0 ※30-29、30-28、30-28
×西岡蓮太(龍生塾/SB日本ライト級王者、KNOCK OUT CHAMPIONSHIP.1 無法島GRAND PRIX王者)
※原口が決勝戦へ進出。


 原口は空手出身で、高校からはボクシングを始めて17歳でプロデビューし、2016年西日本新人王決定トーナメントで準決勝進出。2017年にキックボクシングでプロデビューすると、わずか2戦目でACCELフェザー級王者となり、翌年(2018年)のRoad to RIZINキックトーナメントで優勝。チャンヒョン・リー、森井洋介からも勝利を収め、2020年1月大会で秀樹を降してRISE王座に就いた。殺傷能力の高いパンチと蹴りを持つ。


 西岡は元々アマチュア時代から剛腕を武器にKOを量産する倒し屋。プロになってからもKO勝ちを狙うスタイルで将来を有望視されるSB関西期待の新星として注目を集めてきた。現在は、SBレジェンド吉鷹弘の元でメキメキ実力をつけ、KNOCK OUT王者・不可思に圧勝、MA日本ライト級4位・増井侑輝からダウンを奪って判定勝ち、五冠王・マサ佐藤も破るなどし、2月のKNOCK OUTでは1日3試合の「無法島GRANDPRIX」を制して大きな注目を浴びた。セコンドには吉鷹が就く。


 1R、原口は左インローを蹴りつつ、西岡がパンチを出してくるとかわして左ミドルを蹴る。西岡は原口が右へヘッドスリップする癖を読んで左ハイを合わせにいく。原口は西岡のパンチをかわして左右フックをヒット。


 2Rも原口は左インローを蹴って前へ。西岡はコーナーに詰まるが左ミドルを返す。西岡のパンチをよく見て左右フックを当てに行く原口。西岡もジャブを突く。原口は二段蹴りから左フック、右の強烈な右ボディストレート。原口が右ハイから後ろ廻し蹴りの大技を見せ、空振りながらも優勢を印象付けた。


 3Rも原口は西岡のパンチを待っての返しのフック、そして西岡が離れるところへ左ミドルと的確に攻撃を当てに行き、圧力をかけて左インローを蹴る。コーナーに詰まる場面が多い西岡に原口が最後はパンチをまとめ打ち。原口が判定で危なげない勝利で決勝へ進出した。

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