▼第9試合 RISE GIRLS POWER QUEEN of QUEENS 2020一回戦③ 3分3R延長1R
×平岡 琴(TRY HARD GYM)
判定0-3 ※28-30、27-30×2
〇sasori(テツジム/PRIMA GOLD/NJKFミネルヴァ日本ライトフライ級王者)
※sasoriが準決勝へ進出。
平岡は極真会館の全日本女子ウェイト制空手道選手権軽量級優勝の実績を持ち、多彩な蹴り技が持ち味の選手。Krushでプロデビューし、近年はRISEで活躍。今年2月の『RISE GIRLS POWER 2』では3連勝でRISE QUEENアトム級王者・紅絹に挑み、ダウンの応酬の末に判定で敗れた。8月には『REBELS』に初参戦したが、今回のトーナメントにも参戦するerikaの首相撲に捕まり、判定3-0(29-28×3)で敗れてしまった。
そのためトーナメント出場メンバーから外され、リザーブマッチに出場することになっていたが、1回戦でsasoriとの対戦が決まっていたシュートボクシング日本女子ミニマム級王者・女神が練習中の負傷により欠場。平岡が本戦出場に繰り上がり、1回戦でsasoriと対戦することになった。
sasoriはアグレッシブなファイトスタイルで9勝(1KO)3敗2分を誇る現NJKF女子王者。2019年9月、ミネルヴァ王座を獲得。今年2月にはシュートボクシングに参戦し、5勝3KO無敗の快進撃を続けていた女神と対戦。サウスポーから繰り出す左ボディ&左フックを中心に、パンチを全く止めずに打ち合いへ行くスタイルで女神からダウンを奪い、延長戦で判定勝ち。7月にはRISEに初参戦するとRISE QUEENミニフライ級王者・寺山日葵を相手に、攻撃をもらっても“効いてないよ”とばかりに笑みを浮かべながら前進を続け、延長戦で敗れるも大きなインパクトを残した。
1R、さっそくパンチを振るって前へ出ていくsasori。平岡もフックを打ち返すが、sasoriは不気味な笑いを浮かべてひたらすら前へ出てパンチを繰り出す。
2R、平岡は離れて右ミドルを蹴るが、すぐにsasoriが距離を詰める。左ボディストレートから左右の連打。その連打を顔面に浴びて下がる平岡。離れると蹴る平岡だが、sasoriの圧力に下がる。パンチを返す平岡だが、sasoriの回転力が優る。首相撲で2度なぎ倒すsasoriに拍手が起こり、sasoriは左ボディからの連打で平岡を圧倒。
3R、猛然とパンチを連打するsasoriに平岡も左フックを返す。sasoriはヒザ蹴り。平岡の右ミドルには左フックを合わせ、左ストレート、ヒザ蹴りとどんどん追い詰めていく。止まらないパンチに平岡は後ろ廻し蹴りや右フックで対抗するが、sasoriは打たれてもすぐに打ち返す。前へ出るsasoriは左右ボディ、そして首相撲で平岡を投げる。ラスト10秒では両者足を止めての打ち合いを繰り広げ、終了時に場内は拍手に包まれた。