▼第7試合 RISE GIRLS POWER QUEEN of QUEENS 2020一回戦① 3分3R延長1R
×Ayaka(健心塾/NJKFミネルヴァ日本ピン級王者)
判定0-3 ※28-29×2、28-30
〇紅絹(NEXT LEVEL渋谷/初代RISE QUEENアトム級王者)
※紅絹が準決勝へ進出。
AyakaはアマチュアでTOP☆RUN Girls-50kg第3代王座に就くなど、持ち前のアグレッシブさを武器に数々の勝利。2017年12月のアマチュアSBでは、那須川天心の妹・那須川梨々と対戦し、惜しくも判定0-2で敗れたものの、その強さを見せつけた。2018年4月にプロデビューし、2019年11月にはぱんちゃん璃奈を苦しめた祥子を破り、ミネルヴァ王座を獲得。今年2月のRISE初参戦で伊藤紗弥(尚武会)にテクニックで翻弄されたものの、3Rに右ストレートでダウンさせての逆転KO勝利。伊藤に生涯初のダウン&KO負けを味わわせて一気に知名度を上げた。
紅絹は2006年10月デビューのベテラン選手で、パンチを主体としたトリッキーなファイトスタイルで各団体にて活躍。2012年11月、J-GIRLSミニフライ級王者になったのを皮切りにタイトルマッチを多数経験。7月に那須川梨々との王座決定トーナメント決勝戦を制し、RISE QUEENアトム級(-46kg)王座に就いてベテラン健在を示した。今年2月には平岡琴との倒し倒されの激闘を制して初防衛に成功している。7月大会では元WBA女子世界ライトミニマム王者・山本ユノカにも勝利。
1R、サウスポーの紅絹は前蹴りを2発。Ayakaは蹴りから右ストレート、そして連打へとつなげる。前へ出るAyakaに紅絹は前蹴り、左ストレート。Ayakaはパンチからローを見せるが、紅絹はもらいっぱなしにはならずすぐに攻撃を返して相殺。
2R、紅絹はワンツー、左ミドル。Ayakaが前に出てくるとかわして回り込む。そして前蹴り。紅絹は前蹴りと左ボディストレートでAyakaのボディを狙い撃ち。動き回る紅絹を追いつかれたか、Ayakaは口を大きく開ける。このラウンドは紅絹がAyakaを翻弄する形に。
3R、猛然と前へ出て追いかけるAyakaを紅絹は左右のフックで迎え撃つ。左ミドル、左ロー、そして左右フックと追いかけてくるAyakaに当てに行く紅絹。バックハンドブローも繰り出し、細かくパンチを当てに行く。Ayakaは空振りが多く、手数も少ないため自慢の強打は活かせず。動き回った紅絹がAyakaを封じる形で世代交代を阻止した。