キックボクシング
レポート

【RISE】-63kgトーナメントは原口健飛が直樹を初回KOして優勝、寺山日葵がerikaの猛攻に大苦戦も延長戦で振り切る、準決勝は寺山vs sasoriと紅絹vs百花に

2020/10/11 15:10

▼第8試合 RISE GIRLS POWER QUEEN of QUEENS 2020一回戦② 3分3R延長1R
〇百花(魁塾/NJKFミネルヴァ日本アトム級王者)
延長R 判定2-1 ※9-10、10-9、10-9
×大倉 萌(大道塾吉祥寺支部/2017年北斗旗全日本空道体力別選手権大会 女子-215クラス優勝)
※百花が準決勝進出。本戦の判定は30-29、29-29、29-30


 百花は中学2年生でキックボクシングを始め、2010年12月にプロデビュー。2012年5月に『JEWELS』で行われたキックルールトーナメントで優勝して注目を浴びた。東京と大阪で試合経験を積み、2017年9月にミネルヴァ・アトム級王座を奪取。2018年11月のRISEではプロ2戦目の那須川梨々に判定2-0でプロ初黒星を付けた。その後は紅絹、平岡琴に敗れ那須川にもリベンジを許したが、ローマニー・センチャイとはドロー、今年2月にはMARIを相手にミネルヴァ王座の防衛にも成功している。


 RISE初参戦の大倉は北海道帯広市で10歳の頃から大道塾・空道を学び、2017年には『北斗旗全日本空道体力別選手権大会』の女子215以下クラスで優勝している。今年から空道と並行してキックボクサーとしても活動していくことなり、1月に北海道の『BOUT』でプロデビュー戦を行い、多彩な足技で対戦相手の顔面から出血させてのTKO勝ちを収めている。当初は8月のRISEでプロ2戦目を行う予定だったが、諸事情で欠場。2戦目にしてトーナメント参加の大抜擢を受けた。


 1R、右ミドルと前蹴りを多用する大倉に百花は右ストレートをヒットさせる。中に入ろうとする百花を前蹴りで阻止する大倉だが、百花は右を伸ばす。


 2R、前に出ようとする百花を大倉は前蹴りで防いでいく。攻撃も前蹴りで大倉はほぼ前蹴りのみ。距離が遠くなった百花はワンツーの空振りが目立ち、大倉はかわしての右を打ち込む。


 3R、百花は飛び込んでのワンツー、大倉は前蹴り、右ミドルと前のラウンドと変わらない展開。強引に入り込む百花が3連打の一発を当てる。


 本戦の判定は三者三様のドロー。延長戦へ突入する。大倉は前に出てくる百花に右ミドル、前蹴り、右ロー。百花は強引にまで前へ出て3連打を放つが大倉は離れて前蹴り。同時に放った右は百花がヒットを奪う。下がる大倉へガムシャラにパンチで攻める百花。右が大倉の顔面を捉える。


 判定は2-1と割れ、百花が接戦を制して王者の意地を見せた。

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