▼バンタム級 5分3R ※選手名からインタビュー
〇朝倉 海(日本)22勝6敗(UFC 1勝2敗)135.5lbs/61.46kg
[1R 1分50秒 KO] ※左フック
×キャメロン・スモザーマン(米国)12勝7敗(UFC 1勝3敗)135.5lbs/61.46kg
朝倉は元RIZINバンタム級王者で、2024年12月のUFC初戦でフライ級に落として王者アレシャンドレ・ パントージャ(ブラジル)のベルトにいきなり挑戦も、2R リアネイキドチョークで一本負け。2025年8月にティム・エリオット(米国)を相手に約8カ月ぶりの再起戦に臨んだが、2R ギロチンチョークで一本負け。UFC2連敗で、RIZIN時代のバンタム級に階級を戻すことを発表。いったんフライ級で作った身体をバンタム級で戦える身体にまでじっくり戻してきた。32歳。
対するスマザーマンは、元Fury FC王者でMMA12勝6敗、UFC1勝2敗。DWCS2023では風間敏臣に敗れたハラランボス・グリゴリオウに1R KO負けしたが、欠場選手の代役でUFCと契約。直前で10kg落として臨んだ初戦でジェイク・ハードリーに判定勝ちしたが、2戦目は11勝2敗のセリー・シディに、3戦目は22勝6敗のリッキー・シモンにいずれも判定負けを喫している。
その後、2026年1月の『UFC 324』でリッキー・トゥルシオスと対戦予定だったが、前日計量を135.5ポンド(61.46kg)でクリアも、体重計から降りて壇上で足をもつれさせて前のめりに倒れて救急搬送。試合を欠場している。今回は朝倉海と同じ135.5ポンドのアンダーで体重を作ってきた。28歳。
12勝のうち6つのKO・TKOと1つの一本勝ち、5つの判定勝ちというオーソドックス構えのストライカーのスマザーマン。慎重に立ち合うタイプで、Fury FC王座を獲得した23年2月のピーター・カルバレロ戦では、オーソから右前蹴りをそのまま前に着いてスイッチし、右フックを見せておいての左ストレートでKOという空手のような足運びの緩急をつけたコンビネーションも見せている。
左ボディ打ちから右フックの対角線攻撃を得意とするが、この踏み込みのコンビネーションを見切られると、相手のテイクダウンを受けて後手に回る展開で、2連敗を喫している。
しかし、テキサスでは、修斗・PRIDEで活躍したイーブス・エドワーズのコーチを受けており、エイドリアン・ヤニェズやラウフェオン・ストッツの練習仲間でもあり、朝倉海をしっかり研究してくるだろう。
DWCSでグリゴリオウの右ストレートに倒れた後、23年11月には、朝倉海の元スパーリングパートナーで、DEEPにも参戦したマンド・グティエレスと対戦し、グティエレスの組みに苦しみながらも最終回に組みを切られて疲弊したグティエレスを左ヒザでKOに下すなど、後半でも決定力を持つ。朝倉としては肌を合わせたグティエレスから感触を得たいところだ。
19歳の誕生日から1カ月後、興味本位で格闘技のトレーニングを開始しハマっていったというスマザーマンに、本格的な格闘技のバックボーンはなく、それゆえにMMAネイティブとして打撃を軸に組みを切って勝ち星を重ねてきた。
テイクダウン耐性に欠けるが一本負けは無く、後半に粘り腰を見せる。朝倉海としては、一つの攻略方法であるテイクダウンを積極的に使わない場合、スタンド勝負となるか。それともスマザーマンが新たな面を見せるか。
身長とリーチが175cmのスマザーマンと、身長173cm、リーチ174.5cmの朝倉はほぼ同体格。スマザーマンはUFCでの打撃精度37%、有効打ディフェンス59%に対し、朝倉は打撃精度33%、有効打ディフェンス52%と数字ではスマザーマンが上回るが、そのスピードと1発の破壊力は朝倉が上。
ランカーは怪物ぞろいのバンタム級でUFC1勝2敗のスマザーマンだが、敗れたシモンはかつて5連勝をマークした元ランカーで、シディはギャレット・アームフィールドにも勝利するなど2連勝中。そのいずれも現在は15位以内におらず、上位を目指す朝倉にとっては、負けられない相手だ。
金原正徳をコーチに迎え、朝倉は適正のバンタム級に戻して、王座戦以外の1ポンドオーバー許容の約61.7kg(※RIZINバンタム級は61kg)でオクタゴンでどこまで出力を回復し、どんなパフォーマンスを見せるか。また1月の計量で倒れたスマザーマンは、アジアで行われる今回、万全でコンディションを整えられるか。
今大会の前日までの『ROAD TO UFC』2デイズに日本人選手11名が出場。そして『UFC Fight Night』の同大会には、同級で鶴屋怜がジョシュア・ヴァン戦からの再起戦に臨んでおり、そのトリを飾る朝倉海は、マカオでの3戦目でUFC初勝利を狙う。「バンタム級転向1戦目、進化した姿を見せます。楽しみにしていてください」と意気込む。
先にスモザーマンが入場。続けて朝倉海が入場。セコンドは金原正徳ヘッドコーチ、竹浦正起・組み技コーチ、小倉將裕・打撃コーチと4人のチーム。今回は兄・朝倉未来はセコンド入りはせずケージサイドで観戦。日本からの応援団も。グローブタッチ。
1R、ともにオーソドックス構え。対峙しても身体の大きさで引けを取らない朝倉。少し低めの構えからいったん間合いを外し、先に右カーフをスモザーマンの左前足にヒット! スモザーマンは足を流されそのまま右に1回転して正対する。
朝倉はさらにオーソから左ハイを強打。右腕でガードするスモザーマン。朝倉は組みの対処に自信が見える間合いと攻撃だ。朝倉の2発目の右ローは前足を引いてかわすスモザーマン。
左から右で飛び込む朝倉。バックステップでかわすスモザーマンだが、顔の位置が変わらない。入りのフェイントから遠間から左ジャブを突く朝倉。手数が少ないスモザーマンはここで左ジャブを見せる。
左前手フックを振って前に出る朝倉。かわしたスモザーマンにさらに右ボディストレートを届かせる。さらに左三日月蹴りを腹に。スモザーマンが前に出てきたところに左前手のフック。スモザーマンは右手でガードも朝倉のスピードについていけていない。その入りに左フックを振るが、朝倉はすでに身体を戻している。
朝倉の右の入りをかわしながらカウンターの左ジャブを当てたスモザーマン! 朝倉が「やったな」という表情を見せる。左ジャブをダブルで突くスモザーマンをさばく朝倉。間合いをコントロール。
左から詰めて沈んで右アッパーを見せておいて一気に踏み込んで左フック! さらに右ストレートを打ち抜いた朝倉! スモザーマンは両ヒザを着いてダウンもすぐに立ち上がる。
立ち上がったスモザーマンをケージに詰めた朝倉は、勝負所で詰めながらも冷静にさらに右から左を当てる。ケージ背に左を空振りしたスモザーマンはバランスを崩すと、戻り際に朝倉は右から左フック! ダウンしたスモザーマンに右から左のパウンドでレフェリーが間に入った。スモザーマンは失神。
朝倉はセコンドのもとに走ってケージごしに金原らとハグをかわした。
元来のバンタム級でスピードのみならず力強さも増した朝倉。
ケージインタビューでマイケル・ビスピンから「君には大きなプレッシャーがかかっていたし、当初はベルトを逃してしまった。でも、あれは135ポンド(バンタム級)とは別の階級での話だ。これから君はこんな姿を見せてくれるのか? 今夜はまるで別人のようなファイターに見えるから」と問われた朝倉は、英語で「ああ。2試合連続で負けてしまった。だから……ごめんなさい」と言葉に詰まり涙をぬぐうと、「僕はこの試合で自分がどれだけ強いのか、証明したかった。僕の打撃は世界一だと信じている」と語ると、ビスピンから「確かにそう見えたよ。それに、これはバンタム級での初戦だよね。挑戦したい相手はいる?」と聞かれ、「どこでも誰とでも、できるだけ早く戦いたい」と笑顔で語ってケージを降りると、ケージサイドで観戦した兄の朝倉未来と勝利のハグ、グータッチをかわした。
試合後、朝倉はパフォーマンスオブザナイトを受賞。10万ドル(約1590万円)のボーナスを獲得。朝倉は公式Xで「コーチたちに配ります」と語っている。
キャメロン・スモザーマンを打撃でグラつかせ、最後は左の強打でフィニッシュ💥👊
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第1ラウンドKOでUFC初勝利を挙げた朝倉海🙌🙌🙌 @kai_1031_#UFCMacau
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THAT'S HOW YOU DO IT!!! 🔥
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朝倉海の勝利を祝福する朝倉未来👬@kai_1031_ 🤗 @Mikuruasakura_#UFCMacau
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朝倉海🗣️「やりました💪💪💪😤」@kai_1031_#UFCMacau
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