2026年7月20日(月・祝)福岡・マリンメッセ福岡B館『ECO信頼サービス株式会社PRESENTS K-1 DONTAKU 2026』のK-1 WORLD GP女子フライ級タイトルマッチ3分3R延長1Rで、ライザ・シルバ(ブラジル/CT Nelio Thai) の挑戦を受ける王者SAHO(闘神塾) がインタビューが主催者を通じて届いた。
SAHOは、KANAを破って王者になったアントニア・プリフティを2024年3月に判定で下し、第3代K-1 WORLD GP女子フライ級王者に。2025年7月のララ・フェルナンデス戦で同級王座初防衛に成功。今年2月にはKrush王者のソフィア・ツォラキドゥを判定で破り王座を死守した。今回は3回目の防衛戦となる。
「海外の選手にベルト巻かれるのは嫌」
――今回3回目の防衛戦になります。対戦相手のライザ・シルバ選手の印象を教えてください。
「手足が結構長くて、まあパンチはうまいと思いましたね。倒せるパンチを持っているんだろうなという印象です」
――蹴りもうまい印象もあります。
「試合動画ではパンチのダウンシーンを見たので、その印象が強いですね」
――相手の身長は、8cmほどSAHO選手よりも高いですね。
「そこに関しては、特に問題ないです。過去に戦ったアントニア・プリフティ選手とかも身長が高かったので。最近、対戦する海外選手は基本的に手足が長い選手ばかりなので、全然抵抗はないです。それよりも、パンチが伸びてくるところに注意しています」
――なるほど。
「蹴りも、右ミドルと右ヒザくらいですかね。右の攻撃が多いですね。南米なのでボクシングが主流なのかなと思っています」
――明かせる範囲でどんな戦いをしたいですか?
「手足が長いんで、まあ脚から潰していこうかなって思っています。脚から潰していって、最後はパンチで倒せたらなという感じのイメージです」
――前回のソフィア戦は完封勝ちという印象でしたが、ご自身の手応えは?
「まあまあ、ありましたね。スタンディングダウンを取ってもいいんちゃうかくらいの感覚はありました。あともう少しって感じですね、倒せるまで」
――ジャブで崩した印象でした。
「ジャブは、自分の持ち味なんで。今回もジャブやパンチの打ち方とかも正道会館で教わったんで、それを実際に試合で活かしたいですね」
――出稽古は、正道会館だけではなくバシレウスジムでも行っていましたね。
「はい。以前からジム代表同士が『ぜひ練習をお願いします』というやりとりをしている中で、ようやくタイミングが合って実現しました」
――主に島田知佳選手とスパーリングですか?
「島田選手だけではなくて、他の男子選手ともマスとかできたんでとても勉強になりました。自分のあかんこととかが見つかったんで、前回よりかは変わった姿を見せれるんじゃないかなと思います」
――テーマはあったんですか?
「今までは、ずっとジムだけの練習ばっかりやったんですよ。同じ選手との練習だと毎日一緒やから、やっぱり動きとか分かってくるじゃないですか。だから、ほんまにこの1年くらいで出稽古を多くしました。ジムで新しいことを覚えたのを試すみたいな感じです」
――そこで得られたことは?
「今までは攻めばっかりでしたけど、相手を誘う攻撃も入れていかないとなと思いました」
――今、K-1の外国人のチャンピオンが増えていますが、危機感はありますか?
「危機感はないですけど、でもやっぱりそっち(男子)に注目されがちなんで。女子にも注目してほしいとは思いますけどね」
――女子は、アトム級を海外の選手に獲られてしまったので、女子フライ級王者のSAHO選手にかかる期待は大きいと思います。
「期待されてるんですかね?」
――もちろんです。SAHO選手が最後の砦になっています。
「みんな海外選手やからね。そういった面では、やっぱ負けたくないですけどね。海外の選手にベルト巻かれるのは嫌なんで」
――しかも、SAHO選手は錚々たる面々に勝って今の地位を築いています。
「自分の相手強すぎるでしょ(笑)」
――SAHO選手は、倒すことをテーマにしていますが相手が強過ぎて判定になるのも仕方がないです。
「確かにみんな強いですね、外国人見るとね。でも、その中でも倒して勝たなあかんとは思っています」
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前蹴りの対策はいくらでもある
――今回の試合とは関係ないのですが、同じ階級に木村萌那選手が台頭してきました。彼女は「いずれSAHO選手と戦うことになるのでは?」と発言していますが、どう思っていますか。
「まあ、確かに今までにないスタイルやし、全然パンチとかも多分強い選手ではあると思います。ただ…」
――ただ?
「実力も、まあやるんやろなっていうのはもう分かってるし、 K-1側も力を入れたいんやなっていうのも分かる。でも、やるんやったら段階を踏めよって感じですね」
――いきなり、対戦はあり得ないと。
「いきなり、私とやるはおかしいやろとは思いますけどね。Krushのチャンピオンになるなり、ベルトを獲ってからだったら別にやりますけど」
――まだ、自分のレベルにいないと。
「勝てそうな相手と組んでるだけやから。だったら、ソフィアに勝ってみろと」
――SAHO選手も、KANA選手がチャンピオンだった頃はタイトル戦を組んでもらえない時期がありました。
「そうです。そんな簡単にタイトルマッチやらせてくれなかったのに、それですぐやるはおかしいやろみたいな」
――本人も「いずれ」という感じだったので、すぐではないでしょう。ただ彼女の影響力が大きいのも事実です。
「確かに、人を引き寄せる力とかもめっちゃあると思うんですよ。ただ、それとこれはちゃうやろって感じですね」
――あの彼女の片脚ケンケンで繰り出す前蹴りは、どう見ていますか?
「全然、問題ないですね。対策方法はなんぼでもあるんで。でもやりにくいのありますけどね、前蹴りのキャッチができないから」
――そういう相手と戦ったことはないですよね。
「ないですね。距離取ってという相手は、基本ないですね。だからやりにくいタイプではあると思います」
――SAHO選手は、圧力をかけてパンチ主体に戦うスタイル。木村選手は、カウンターの蹴りスタイルなので相性が悪いような気もします。
「悪いと思いますよ。そのスタイルのまんまいってもたら、多分相手の思うつぼなんで。バンバン前蹴りが当たると思いますけどね。でも、対策はいくらでもある」
――やはり、頭のどこかでは意識してるんですか?
「絶対にK-1がやらせようとしてるからね」
――怒りがあると。
「怒りっていうか、まあ調子乗ってんなみたいな。今はいい感じに上がってるけど、負けたり一回失敗したら、絶対に上がってこれないタイプやと思うんですよ」
――メンタルが弱いと。前に出てパンチを打ち合うことは誰でもできるみたいな発言もありました。
「だったら、バンバン前に来れるのかって感じですけどね。絶対にパンチ当たるでしょ。接近戦は絶対弱いですよね」
――パンチもうまい印象です。
「打ち合いはできないと思いますね。戦い方が真逆なので、何とも言えないけど。実際やってみて、やりにくさを多分感じるパターンなんやろね」
――SAHO選手からしたら、ああいう選手が出てくるのはうざいんですか?
「うざいですよ、普通に。うざいっていうか、ああいう系の女子は嫌いなんでシンプルに」
――ああいう系というのは。
「ああいう、フリフリ系。多分女子は嫌いですよ、あれ。あれは嫌いでしょ、ぶりっ子みたいな感じで」
――ぶりっ子ですか。
「男からしたら可愛いなみたいな。でも女子は嫌いですよ。めっちゃ言われるんですよ、あいつほんまキモいから、マジで黙らせてって」
――知り合いの女子から! 木村選手は、SAHO選手と性格も反対に見えます。
「真逆ですね。彼女は、あざとい系なんで。わかるでしょ? 自分がああいうの嫌いなのは」
――SAHO選手に関西弁で言われたら、怖いとも話していました。
「それもキモいけどね。SNSでも、なんか言うとんなとか。まあ別に言うだけ言うとけみたいな感じなんで、こっちからしたら」
――チャンピオンですからね。
「やる時が来たら全然やるしみたいな。でも段階を踏めよって」
――彼女とは、一緒にご飯を食べたくないタイプですか?
「いや、ちょっと嫌です。恥ずかしいです。すぐネットで炎上しますからね。“ださ、わら”もちょっとヤバいと思いましたよ、普通に考えて」
――彼女のことになると、止まらないですね。
「聞かれたから答えただけですって。正直、彼女のことはどうでもいいですよ。それよりも今は、目の前の試合に集中しています。福岡で試合をするのは楽しみなので、3回目の防衛戦に注目してください!」