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インタビュー

【RIZIN】桜庭大世、グスタボに「ガンガン寝技仕掛けていって綺麗な一本を取りたい」「桜庭大世だったらもしかしたら勝てちゃうかもって思わせた上で勝ちたかったりもする」

2026/03/05 23:03
 2026年3月7日(土)東京・有明アリーナ『RIZIN.52』に出場する選手の個別インタビューが、5日(木)都内にて行われた。  RIZINライト級(-71.0kg)5分3Rで、ルイス・グスタボ(ブラジル/EVOLUCAO THAI)と対戦する桜庭大世(サクラバファミリア)がインタビューに答えた。 とにかく僕だけ目立てればいい ――現在の心境は? 「今までで一番ワクワクの気持ちが強いというか。ストーリー性だったり、あとは格闘技的なグスタボ選手の狂気的な感じの選手をバコーンって気持ちよく倒せるイメージもついてますし、それに対してやられちゃうんじゃないかっていう怖さも感じながら、どちらの感情も100%受け入れられてる状態っていうのが、自分の中でも今まであまりない感覚なので凄い楽しみです」 ――対戦相手の印象は? 「凄い勢いと本当に殺されるんじゃないかみたいな顔とスタイルでぐわーってやってくる。よくみんな言ってますけれど、嵐のような打撃とか勢いで来る。それこそ彼も言ってましたけど、シウバ選手みたいな猪突猛進じゃないけれどガンガンやってくる選手だなって思ってます」 ――どんな試合展開になるとイメージしている? 「毎回言ってるんですけれど、打撃でも寝技でも行きたいんですけれど、僕的には寝技の方が得意だし、寝技で極めた方が分かりやすいかなとも思うので、ガンガン寝技仕掛けていって綺麗な一本を取りたいと思ってます」 ――ストーリー性があると言っていたが、桜庭和志選手とヴァンダレイ・シウバの試合をたくさんのファンが重ねて見ると思う。お父さんとシウバの試合を幼い頃見ていたと思うが、その時の感想は? 「いやぁ、その時見た感想が本当になくて。逆に今あるなんか見たことあるなっていうのは、多分大きくなった後に見た記憶でしかないんで。当時は本当に興味がなくて、家で年末だったらガキ使か紅白を見てるみたいな感じだったので。当時は全く覚えてないんですけれど、なんとなく凄い悲壮感があったのはその時だったかなとか、家に帰ってきていつもより空気重いなみたいなのはもしかしたらシウバ戦だったのかもしれないですけれど。その当時の記憶はあまるいなくて。  大きくなってみてそれこそ最近見たんですけれど、3戦とも見るタイミングがあって。やっぱりそういう運命なのかなじゃないですけれど、お父さんが調子良さそうに見えても負けちゃったりとかっていう試合の回もあったので。自分の父親もシウバ選手もその日のために頑張ってきて、勝負なんでどうなるかってその日の運みたいなのもあるじゃないですか。運も実力のうちだと思うんですけれど、そういうのも全てたぐり寄せたのがあの試合では全部シウバ選手だったのかなとかそういうのも思いましたね」 ――多くの日本人選手がグスタボ選手と対戦して破れている選手も多い。今回の試合内容や結果によってファンが順位付けするところもあると思うが、そこは意識する? 「特に意識はしてなかったですけれど。でも日本の中で小競り合いしててもしょうがないというか、ひとつ抜けた存在になるのが目標ですし、日本人が外国人に勝てない雰囲気も嫌いだし、かと言って日本人も外国人もどっちも人間だし何人とか関係ないだろって気持ちもある。とにかく僕だけ目立てればいいかなと思ってます(笑)」 ――公開練習で、新生活を控えてソワソワしたり不安な気持ちになってる人の背中を押せるような試合をしたいとコメントしていた。まさにお父さんがよく言っていた言葉と重なるなと。 「また真似してるとか言われそうですね」 ――意識はしていなかった? 「そうです。だってお父さんは社会人経験してないですもんね。僕は大学生で今まで部活しかやってこなくて、そこからまっさらな状態で社会人を経験してるので。お父さんはレスリングからプロレスに行ってみたいな、ずっとそっちの世界ですけど、自分はみんなと同じ気持ちを知ってるのでっていうつもりで僕は言ってました」 ――今までで一番ワクワクしているというのは、相手が強いからこの人に勝ちたいみたいな感じもある? 「僕の中では下馬評が低い方が面白いというか、ダークホースとかじゃないですけれど、漫画の主人公も絶対お前弱いだろう、から勝てない相手を倒していくとか。僕そういう漫画とかアニメも好きなので、そういうのにワクワクするというか。僕、良くも悪くもなんですけれど、初戦から初戦でやるべき相手じゃない方とやらせてもらえたとか、アマチュア1戦とかしてプロデビューして1~2戦目の方とやるんじゃなくて、最初出た頃にも言ったんですけれどお父さんの名前を使ってアマチュアもすっ飛ばして1戦目をやらしてもらって。  その試練として矢地さんを当ててもらったんですけど、それは当たり前じゃないとも思っているし、そういう試合を普通の人は出来ないからこそ自分がそれをモノにすればスターに近づけるとも思うので、同じぐらいの人と戦うのも全然面白いとは思うんですけれど、みんなが倒せなさそうだけど桜庭大世だったらもしかしたら勝てちゃうかもって思わせた上で勝ちたかったりもするので。そうなると相手は強い人じゃなきゃ意味がないというか。こっちも頑張るモチベーションにもならないと思うので楽しみです」 [nextpage] 一番世界で強い男は桜庭和志 ――強い相手だとその選手をリスペクトする、だから戦って勝ちたいってお父さんが言っていた。 「言ってましたね、はい」 ――その時、否定していたでしょう? 「若かりし僕は(笑)」 ――今はどう? 「いや、本当その通り。久しぶりに見たら声変わりもしてなくて。あの頃はなんかカッコつけてっていうか、いい子ぶって言ってんじゃないかってお父さんに思いましたけれど、自分も柔道とかで強い人を見てきてそういう気持ちを持ってる人が強いなと思うので。グスタボ選手にもいろいろな過去があって今があって凄い強いとかもあると思うので、そういうところは尊敬しつつ。ただ、殺し合いではないと。そういう観点もありだと思うんですけれど、僕はあくまでスポーツというか、お客さんが見るっていうものだと思ってるんで、敬意を持ってぶっ倒しに行こうみたいなのは思ってますね」 ――去年の11月ぐらいから髭を生やして風貌がワイルドになった。これは意図がある? 「もう剃るのもったいないなってなっちゃって剃ってないだけで。当時はビーストモードじゃないですけれど、髪型も今切っちゃったんですけどもじゃもじゃヘアっていうか、自分ではライオンヘアって名付けてたんですけれど、たてがみを意識してワイルドなのをイメージしてて。髪が今回邪魔で切ったら短くなっちゃったんで、また明日か明後日ぐらいに剃るかもしれない。髪型と髭がミスマッチ感が僕の中で出ちゃってるので、剃るかもしれないです」 ――当日お父さんがセコンドに入る予定は? 「返信がもう来ないです(笑)。もしかしたら来るかもしれないんですけど、一応希望は残しつつ。でも、僕は誰よりもあの人が本当の頑固親父だっていうのを、それこそRIZINの人たちが思ってるよりもっとヤベエやつだと僕は知ってるので、多分来ない。でも分からない。来る可能性もあるんですけど、来なさそうな感じ。試合の時にセコンドにいるかどうかを楽しみにしといてください」 ――それは、来なさそうって言ったら逆に来るんじゃないかっていう作戦の元の発言? 「ああ、確かにそれもありますね。天邪鬼なのはあるんで、どっちもあり得るんですよね。天邪鬼だしひねくれ者なので。今これを言うことによってまた来ないっていう可能性もあるし、ちょっと読めないですね。そういうとこが凄いと思います」 ――桜庭選手自身は、お父さんにセコンドについてもらう・もらわないでどんな違いがありそう? 「ぶっちゃけ、エンターテイメント的要素が僕の中では大きいのと、父さんはセコンドしないので。いてもいなくても変わんないって言われれば変わんないのかもしれないんですけど、やっぱり僕的には心の安心材料にはなるというか。一番世界で強い男は桜庭和志だとも思ってますし、父親なので僕は愛してくれてるとは思ってるんで。近くにいてくれればメンタル的なアレはあるかもしれないですね」 ――好きな漫画だったり、子供の時とか今もこのキャラクターに憧れてこんな風になってみたいなと思っているキャラクターは? 「めちゃくちゃありすぎるんですけど。王道なワンピースとかNARUTOも好きですし、 ちょっと流行ってるやつとかも好きだし。直近で一番ハマったのはピンポンですね。ペコとスマイルはめっちゃカッケーと思いました。去年の(中村)大介さんとの試合が終わった時に怪我しちゃって、しばらく練習してなかった時期があったんですけどその時にいろいろ見漁っていて。ピンポンは10週ぐらいしましたね。映画を見たことがあって、その後にアニメを見たらめちゃくちゃハマって、あれはカッコいいなと思いました」 ――セミファイナルになったことはワクワクかプレッシャーか、それとも関係ない? 「嬉しい気持ちとプレッシャーの気持ちもあって。あともう1個、ちょっと悔しい気持ちもあるんですけど。セミメインに選んでもらえたことはシンプルに嬉しいし、プレッシャーとしてはセミメインだからっていうのもあるし、僕自身は常にその日の試合のベストアウトを狙ってるつもりなので、メインの試合よりも盛り上げたい気持もある。  けど正直考えたら、グスタボ選手ありきで父親とシウバ選手ありきのアレなので、まだ桜庭大世単体ではセミメインを多分まだ組める立ち位置ではないと思ったその悔しさ。秋本くんとか凄いじゃないですか。彼は彼でメインをはれると思うんですけど、僕が桜庭大世としてはまだセミにはいけないのかなっていう気持ちもあったので、それをこの試合で理想に近づけていければと思いました」 ――前戦から4カ月でノビシロが大きいと思うが、今回の準備に手応えを感じている部分は? 「怪我とかもあってアレなんですけれど、練習の内容としては今言っていただけたそのノビシロを自分でも感じてるというか。最近練習が凄く楽しいんで、試合が終わった後もすぐ練習したいって気持ちもあるぐらい練習の中で自分の成長とか、新しい発見とかコツを自分でどんどんつかめてってる気はして。それは試合をしたっていうのが僕的には大きいというか。前回のパトリック選手もそうでしたけど反省点があったし、次グスタボ選手が決まる時に相手が強いからこそ準備しなきゃなっていう焦りとかで もっと思考を巡らせて練習には臨めたので、頑張ってグスタボ選手を倒そうと思います」 【RIZINインタビュー動画】
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