シュートボクシング
レポート

【シュートボクシング】海人がケールからダウン奪いリベンジ成功「本格的に来年からは世界最強を証明できる場所へ行く。エースの座は譲りたい」と衝撃発言、RISE安本晴翔が山田彪太朗にTKO勝ちでS-cup制覇!笠原友希がONEのマンモスに完勝、憂也が延長戦で都木航佑を振り切る、芦田崇宏がイモトを31秒でKO

2025/11/24 16:11

▼セミファイナル(第13試合)S-cup世界フェザー級トーナメント決勝戦 58.0kg契約 エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R
×山田彪太朗(シーザージム/SB日本フェザー級王者)
TKO 2R 2分42秒 ※3ノックダウン
〇安本晴翔(橋本道場/RISEフェザー級王者)
※安本がトーナメント優勝。

 約7年ぶりに開催されたシュートボクシングのワールドトーナメント『S-cup世界フェザー級トーナメント』の決勝戦は、山田彪太朗と安本晴翔で争われた。

 山田は1回戦でジョシュエ・アブサロン(フランス)に判定勝ち、準決勝でサタントン・チョーハーパヤック(タイ)に判定勝ち。安本はSB日本フェザー級1位・川上叶(龍生塾)に判定勝ちでリベンジ、準決勝で彪太朗の双子の弟・山田虎矢太(シーザージム)に1RでKO勝ちして決勝へ。


 1R、サウスポーに構えた安本が左ミドルで先制し、左ローを蹴って前へ出る。さらに左ストレート。山田は左インロー。左の蹴りで前へ出ていく安本に右ストレートを打つ山田だが、そこへ安本も右ストレートを連打。前へ出る安本が右ストレート、左ミドル。山田は右インロー。山田が左ボディを当てると、安本は左フックを返す。


 2Rは山田が前へ出て行くが安本は左右ボディの連打、左右フック、左ロー。安本は右インローを蹴り、安本の右足が流れる場面も。安本のワンツー、左ミドルハイ。山田が右を出し、安本が左を伸ばしたところで山田がスリップ。これがダウンとなる。


 立ち上がった山田へ安本がラッシュを仕掛け、右ストレートでダウンを奪う。さらにラッシュをかける安本が左右フック、ヒザ、最後は右ストレートを打ち抜いて3度目のダウンを奪い、安本がTKO勝ち。S-cupを制した。



 S-cupの歴史上、他団体の日本人王者の優勝は初。リング上には虎矢太も上がり、悔し涙を流した。


 安本はマイクを持つと「RISEフェザー級王者、S-cup王者の安本です。僕、初めてワンデートーナメントで本当に凄く不安で毎日不安で生きてきました。僕が日本で、いや世界でフェザー級は俺が一番強いと思います。シュートボクシングファンの皆さんも僕のことを知らない方もたくさんいると思いますが、フェザー級は僕が一番強いので、追いかけて応援してくれたら嬉しいです。師範と仲間に練習を支えてもらって、お母さんにもいろいろ支えてもらったので、ありがとうございました」と語った。



 リング上には与座優貴も上がり、一緒に記念撮影に収まった。

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