シュートボクシング
レポート

【シュートボクシング】海人がケールからダウン奪いリベンジ成功「本格的に来年からは世界最強を証明できる場所へ行く。エースの座は譲りたい」と衝撃発言、RISE安本晴翔が山田彪太朗にTKO勝ちでS-cup制覇!笠原友希がONEのマンモスに完勝、憂也が延長戦で都木航佑を振り切る、芦田崇宏がイモトを31秒でKO

2025/11/24 16:11

▼第2試合 S-cup世界フェザー級トーナメント1回戦(1)58.0kg契約 エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R
〇山田彪太朗(シーザージム/SB日本フェザー級王者)
判定3-0 ※29-28×2、30-28
×ジョシュエ・アブサロン(フランス/ISKA K-1ルール世界スーパーフェザー級王者)
※山田が準決勝へ進出。


 山田ツインズの兄・彪太朗は2019年8月にプロデビューすると4連勝(無効試合を挟む)を飾ったが、2021年4月に翔に初黒星を付けられた。2022年11月の次期挑戦者決定トーナメントで優勝。12月のRISEとの対抗戦で門口佳佑戦に逆転負けを喫したが、2023年4月に川上叶に勝利してSB日本フェザー級王者となった。


 その後はムエタイを相手に3連勝。2024年4月にKNOCK OUTからの刺客・栗秋祥梧に判定勝ち。6月のKNOCK OUTでの龍聖戦前に指を切断しかけるほどの重傷を負って欠場したが、10月に一仁を初回KOして再起。12月はカオムーカイに判定勝ち、2025年2月にルエル・カタランをKO。4月には川上叶の挑戦を受けての初防衛戦で勝利した。8月にはデウンに完勝。戦績は21勝(7KO)3敗1無効試合。


 身長173cmのサウスポー。ISKAヨーロッパK-1ルール-59kg王座(2024年)、ISKAヨーロッパK-1ルール-61kg王座(2024年)、ISKA世界K-1ルール-59kg王座(2025年)を獲得。フェザー級ヨーロッパ最強の呼び声も高い選手だという。戦績は14勝(5KO)2敗。2025年4月にMMAの試合も行っており、判定で勝利している。


 1R、サウスポーのアブサロンは左ストレートを繰り出し、山田は右インロー。アブサロンの左をもらった山田だが、すぐに右を打ち返す。前に出る山田が右ボディ、アブサロンの左はもらうが右ストレートをビッグヒット。アブサロンは左ストレート、右ボディ。山田の強打をもらってもすぎに打ち返す強さを見せる。


 2R、ローの蹴り合いからスタート。前に出る山田が右インロー、アブサロンは左ストレート。徐々に山田の右ストレートの顔面とボディへのヒットが目立ち始める。コーナーに詰まるアブサロンだが左ストレート。山田が首投げも不十分。左ロー、組んでのヒザはアブサロン。右カーフでバランスを崩した山田へワンツー、右アッパーからの左フック、組んでのヒザを打つ。


 3Rもローの蹴り合いからスタート。そのローに右ストレート、左フックの山田だがアブサロンも右フック、左ストレート。パンチからヒザにつなぐアブサロン。ローの蹴り合いから足を止めての打ち合いを挑む山田、アブサロンは組んでのヒザ。このヒザが厄介だ。パンチを出す山田に左ミドルも蹴る。山田が得意のボディを打とうとするとアブサロンは組んでヒザを突き刺す。山田が出会い頭の右を2度ヒットさせ、その後も左右フックを当てる。


 苦戦を強いられた山田だが判定3-0で勝利。準決勝進出一番乗りを果たした。

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