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【ONE】ディベラがプラジャンチャイにリベンジし世界王座を統一、ンサンが引退試合TKO勝ちで有終の美飾る、オルチコフがダウン応酬の末に4位ゴントーラニーに勝利、マラチエフがブルックスを絞め落とす、若松の対戦候補だったザキロフがフーに判定勝ち、ジャオスアヤイがグルザダに敗れる、磯嶋祥蔵がTKO勝ちで6連勝、5万ドル獲得

2025/10/04 09:10

▼第4試合 ONEフライ級ムエタイ 3分3R
×ジャオスアヤイ・モー・クルンテープトンブリー(タイ/Sor Dechapan)
[判定0-3]

〇アキフ・グルザダ(アゼルバイジャン/Team Mehdi Zatout/TEAM CHINGIZ ALLAZOV)





 ジャオスアヤイはタイ国BBTVスタジアム・フェザー級8位として、2019年11月の「第3代K-1フェザー級王座決定トーナメント」に初来日。決勝で江川優生の左ボディに沈んだものの、鮮烈なインパクトを残した。2020年3月『K'FESTA.3』では小澤海斗から勝利を収めたが、2022年8月の「K-1 WORLD GP 2022 K-1フェザー級世界最強決定トーナメント」では1回戦で玖村修平にKO負けを喫した。

『ONE Friday Fights』には2023年6月から参戦し、2024年5月のプンルアン戦から、スリヤンレック、ヨードレックペット、デニス・ピューリック、ナックロップと強豪ばかりを相手に5連勝3KO中。ONE戦績は8勝(6KO)2敗。



 グルザダは2024年7月から『ONE Friday Fights』に出場し、初戦で安本晴翔にキックボクシングルールで勝利を収めている。その後はムエタイルールでサミンダンやプンルアンからKO勝ち、前戦は2025年5月にショーン・クリマコから判定勝ちと4戦全勝。今回より所属名にTEAM CHINGIZ ALLAZOVが加わった。



 1R、両者とも前後にステップを踏みながら、ジャオスアヤイが左ハイを蹴るとグルザダは右ストレートのカウンター。ジャオスアヤイの右ローにも右ストレートのカウンターを合わせ、強い右ローを蹴る。またもジャオスアヤイの右ローに右ストレートを合わせ、右ローで追撃するグルザダ。ジャオスアヤイは右フックで入っていくが、これにもグルザダが右を合わせる。



 ジャオスアヤイが入り込もうとしたところへグルザダが右ヒザをアゴへ突き上げ、ダウンを奪う。左右フック、左アッパーと攻撃をまとめるグルザダは組んでのヒザ。ジャオスアヤイは右ミドルを蹴って反撃するが、スリップして倒れると立つのにやや時間がかかる。



 2R、前へ出るジャオスアヤイに右ローを蹴ってフットワークで回り込むグルザダ。ジャオスアヤイは右ハイから左フック、グルザダは右インロー、右ローを連発し、右ストレートを強打する。連打で詰めるジャオスアヤイだがグルザダはステップで回り込む。



 サウスポーになって左ヒザ、左ボディストレートを打つグルザダ。左ボディも打つ。前へ出てフックを振り回すジャオスアヤイにグルザダはステップでかわしながらパンチ、ヒザで迎え撃つ。それでも前に出て左右フックを打つジャオスアヤイ。



 3R、速いステップで回り込むグルザダを猛然と追いかけるジャオスアヤイ。二段蹴りを放つも軸足を払われてジャオスアヤイは転倒する。しかし、ジャオスアヤイの左フックがヒット。左右フックを振り回すジャオスアヤイが攻勢もグルザダもしっかり右のカウンターを打つ。左フックをもらったグルザダはお株を奪う飛びヒザ蹴りからバックキック。



 逆転を狙って攻めまくるジャオスアヤイに大歓声が起きるが、グルザダはステップを止めず右ストレート、左フック、バックキックで迎え撃ちジャオスアヤイに攻撃を許さない。



 判定は3-0でグルザダが勝利、5連勝を飾った。

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