▼第2試合 ONEアトム級ムエタイ 3分3R
×マリー・マクマナモン(アイルランド/英国/The Knowlesy Academy)
[判定0-3]
〇セリーナ・フローレス(米国)


マクマナモンは6連勝で2025年3月の『ONE Fight Night 29』にて、ONE初参戦にしてONE女子アトム級ムエタイ世界王者アリシア・ヘレン・ロドリゲスに挑戦もTKO負け。ONEバンタム級キックボクシング世界王者ジョナサン・ハガティを育てた名伯楽クリスチャン・ノウルズの指導の下でトレーニングを行っているという。英国の最高峰2024年ロアーファイティングチャンピオンシップのムエタイ世界王者。今回がONE2戦目となる。

フローレスは体操、チアリーディング出身で15歳からムエタイを始めた。2019年12月にGLORYのプレリミナリーファイトで勝利したが、その後は新型コロナウイルスの影響で試合が組まれることはなかった。2021年からは米国の『LION FIGHT』に参戦し、北米女子スーパーバンタム級王座を獲得。さらに2024年10月、オーストラリアでWBCムエタイ女子世界スーパーバンタム級王座を奪取している。

1R、前に出るのはマクマナモン。ジャブ、ワンツーにフローレスは得意の顔面前蹴りを放ち左ローを蹴る。ミドルを交えながらもパンチ主体のマクマナモンにフローレスは右ストレート、左フックをガードの隙間から打ち込む。圧をかけるマクマナモンだがフローレスのジャブからの右フックになかなか攻め込めない。

2R開始と同時に顔面前蹴りを放つフローレスだが、マクマナモンは構わず前へ出てジャブ。フローレスもジャブを突き、右ストレートにつなぐ。パンチを多く出すフローレスに、マクマナモンは左ボディを返す。前に出るマクマナモンに左右フック、ワンツー、右ボディストレートと多彩なコンビネーションを当てるフローレス。マクマナモンはワンツーでロープ際に追い詰めると右ヒジ。

3R、フローレスのワンツーにマクマナモンは右ミドル。ジャブから右ミドルのマクマナモンにフローレスは左右の足を上げてのフェイントから右ストレート。マクマナモンの右ミドルのヒットが目立ち始める。しかし、フローレスはジャブ、左右フックを当てて離れるヒット&アウェー。これにマクマナモンはなかなか捉えることが出来ず、試合を終えた。

アウトボクシングに徹したフローレスが判定3-0で勝利。「この勝利を祖母と父に捧げます。ONEで勝つのが目標でした。距離を取って自分の戦いをするのが作戦でした」と勝利者インタビューに答えた。


