MMA
レポート

【ONE】ディベラがプラジャンチャイにリベンジし世界王座を統一、ンサンが引退試合TKO勝ちで有終の美飾る、オルチコフがダウン応酬の末に4位ゴントーラニーに勝利、マラチエフがブルックスを絞め落とす、若松の対戦候補だったザキロフがフーに判定勝ち、ジャオスアヤイがグルザダに敗れる、磯嶋祥蔵がTKO勝ちで6連勝、5万ドル獲得

2025/10/04 09:10

▼第7試合 ONEフライ級ムエタイ 3分3R
×ゴントーラニー・ソー・ソンマイ(タイ/同級4位)
[判定0-3]

〇アスラムジョン・オルチコフ(ウズベキスタン)




 ゴントーラニーは2018年にラジャダムナンスタジアム認定スーパーバンタム級王座、2022年に同ライト級王座に就いているサウスポー。ONEには2023年5月から参戦し、Friday Fightsでギンサンレック、内藤大樹、ジャオスアヤイらに連戦連勝で2024年4月に本戦契約を獲得。本戦第1戦のスーパーレックには敗れたものの、タギール・カリロフ、ナックロップ、ノンオーに3連勝。しかし、2015年5月のノンオーとの再戦で敗れた。ONE戦績は10勝2敗。



 オルチコフは2023年7月から『ONE Friday Fights』に参戦し、タイ人選手を相手に8連勝(4KO)で本戦契約を獲得。今回本戦デビューを迎える。22戦無敗(12KO)のレコードを誇る。前戦は2025年6月にペットスクンビットにKO勝ち。



 1R、サウスポー同士。オルチコフが右インロー、ゴントーラニーが右フックを放つが見合いが続く慎重な立ち上がり。ゴントーラニーの左フックをかわしたオルチコフが右フックを打つ。左ローを蹴って前に出るオルチコフにゴントーラニーはワンツーから右ミドル。



 オルチコフの右ハイにはゴントーラニーが左ストレートを返す。オルチコフのカカト落としは肩口で受け止められた。徐々に圧を強めるオルチコフは横前蹴り、左ハイと蹴りを放って行く。



 2R、オルチコフは右の三日月を2連発、ゴントーラニーが右ローを蹴ると左ローを連発する。ゴントーラニーが左フックを打つと、またしてもオルチコフが右フックを合わせる。ゴントーラニーの左ローをキャッチしたオルチコフが左フックから右フックを放ち、バランスを崩されたゴントーラニーはダウンを奪われる。



 右フックを合わせるオルチコフにゴントーラニーは左ストレート、ここからゴントーラニーが攻めに転じるが、オルチコフは軸足払いで転倒させる。入り込もうとするゴントーラニーに顔面前蹴りを狙うオルチコフ。ゴントーラニーの蹴り足をキャッチして、何度も転倒させた。



 3R、左フックと左ミドルで攻め込むゴントーラニーだが、その左ミドルをキャッチして転倒させるオルチコフ。右の三日月蹴り、右ボディを連打してからの左ハイでオルチコフは攻める。ゴントーラニーはオーソドックスに構えると、踏み込んでの右フックでダウンを奪い返す。



 大歓声に背中を押され前に出るゴントーラニーは右ミドル、左右にスイッチして入り込んでいくが、オルチコフが右フックで迎え撃つ。オルチコフは左右ロー、ジャブ。ゴントーラニーも無理をして攻めず、両者とも自分が勝ったと確信して流した様子。



 ダウン応酬の接戦は判定3-0でオルチコフが制し、ランカーを破った。



MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.341
2025年12月21日発売
大晦日決戦に臨むシェイドゥラエフと朝倉未来ほか「特集◎大晦日を読む」では、5大タイトルマッチのインタビューと川尻達也らが試合解説。UFC平良達郎、40周年記念・水垣偉弥インタビューも
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント