大島沙緒里が須田萌里を返り討ち、伊澤星花にさいたまSAで対戦呼びかけ
▼DEEP JEWELSアトム級 5分3R
〇大島沙緒里(リバーサルジム新宿 Me,We)47.70kg
[判定3-0] ※29-28×3
×須田萌里(SCORPION GYM)47.80kg
DEEP JEWELSアトム級5分3Rで、大島沙緒里(リバーサルジム新宿 ME,WE)と須田萌里(SCORPION GYM)が対戦する。
大島は3歳から柔道を始め、2014年全日本ジュニア44kg級優勝、2014・2016講道館杯48kg級7位などの成績を収めて2020年1月に修斗でプロデビュー。2020年6月、トーナメントを制してDEEP JEWELSアトム級王座に就いた。RIZINで浅倉カンナ、山本美憂、ソルト、クレア・ロペスに勝利。2024年5月のDEEP JEWELSで村上彩に1R TKO勝ちし、DEEPとDEEP JEWELSミクロ級王者となった。前戦は2025年5月、イ・イェジに判定負け。
須田は、柔術ベースのグラップラー。2020年10月にDEEP JEWELSでプロデビュー。2022年7月、RIZIN沖縄大会でにっせーに腕十字で一本勝ちでRIZIN白星デビュー。2024年1月には韓国のBLACK COMBATでグローブ掴みをしてきたパク・シユンに判定負けを喫し、アウェーの辛酸を舐めたが、その後は2連続一本勝ち。25年3月、浜崎朱加を相手に大方の予想を覆す、1R一本勝ちでレジェンド超えを果たした。7月、RIZINでNOELに腕十字で一本勝ち。

両者は2022年5月のDEEP JEWELSにて、DEEP JEWELSアトム級タイトルマッチで初対戦。王者の大島が1R2分58秒、キムラロックで完勝している。

現在4連勝中と大きく成長した須田がリベンジを果たすか、それとも現在2連敗中の大島が返り討ちで復活の狼煙をあげるのか。
RIZINスーパーアトム級王者・伊澤星花(JAPAN TOP TEAM)は「大島さんか萌里ちゃんか、勝った方とやりたいなっていう感じですね」と発言しており、この試合の勝者が伊澤に挑むことになるかもしれない。
須田「3年前に負けてから悔しくてめちゃくちゃ練習してきたんで、試合では練習してきたことすべてを出してリベンジしたいと思います。応援よろしくお願いします」
大島「3年前の試合は本当に今回も見てはなくて、頭の中にはないんですけど、今回しっかり準備ができたので、あとは出すだけかなと思っています」
1R、両者オーソドックス。大島がダブルレッグに入りテイクダウン。ハーフでキムラクラッチに取ると足を抜いて上四方の体勢に。下から須田が両足で大島の頭を挟む。
キムラを解除した大島に須田は下から横三角を狙ったが、大島は首を抜いて解除すると後ろ袈裟固めに。須田足に絡んで膝十字へ。膝を抜いてディフェンスした大島がまた上を取る。ハーフで首をギロチンに抱えていたが、須田が解除。サイドで押さえ込みヒジを入れる大島。足を抜いてパスした。サイドからヒジを入れる。ゴング。
2R、間合いを詰めて蹴りを出す須田。前蹴り。キャッチした大島だが引き剥がした。パンチで出た大島に須田が四つで組む。差し返した大島。離れる。また蹴りをキャッチした大島に、片足のままパンチを入れる須田。大島が須田の足をキャッチしたまま膝を着いたが、そのままシングルレッグに入り上を取った。ハーフで押さえ込む。
須田下から大島の左足をキャッチするが、足を抜いて立ち上がる大島。またガードに入る。須田また足をキャッチし膝十字・ヒールホールドと足関を狙っていく。バックに着く大島。須田ガードを取ると腕十字。肘を抜いてディフェンスする大島だが、上を取った須田。サイドを取ると肘を入れる。2R終了。
3R、前蹴りで出る須田に大島がダブルレッグでテイクダウン。ハーフで固めると足を抜いてサイドに出た。うつ伏せになった須田をがぶった体勢に。大島がバックに回ろうとしたタイミングで正対してガードを取った須田。インサイドから鉄槌を入れる大島。
須田の三角は密着して防ぐ。ケージを蹴ってうつ伏せになった須田だが、大島はまたがぶるとそのままケージに押し込む。倒れ込んだ須田をハーフで押さえ込む。須田の立ち際にバックを取り後方に引き込む大島。
須田が立つとバックからアームロックを狙うが、大島が後方に引き込んで両足をフック。反転した須田だが大島が上を取り、須田のガードに。最後に腕十字を狙った須田だが、大島は腕を引き抜いて防ぎタイムアップ。
判定三者29-28の3-0で大島勝利。
双子の娘をケージに招き入れた大島はマイクを取ると「本当に勝つってすごく難しくて、ここ1カ月は育児を放棄して毎日練習してきました。その結果が判定になってしまって悔しいんですけど、私はまだまだ挑戦したいですし、この2人にも素晴らしい景色を見せたいです。私はまださいたまスーパーアリーナで試合をしたことがないので、こんな試合で申し訳ないですけど、伊澤選手と試合できるのであれば、もっと強くなるので挑戦させてください」と、U-NEXT中継の解説席についていたRIZIN女子スーパーアトム級王者伊澤星花への挑戦をアピールした。
中継で伊澤は「私がやってやりましょうかね」と同じJTTの朝倉未来のかつてのコメントをオマージュしてみせると、「いつでもGOの準備は出来ているので、いつでもどこでもやりますよ」とコメントした。



















