▼セミファイナル(第9試合)スーパーファイト KNOCK OUT-REDライト級 3分3R延長1R
×下地奏人(フリー)
KO 3R 0分32秒
〇ゴンナパー・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム)

下地は2024年8月に髙橋亨汰を延長戦で破る番狂わせ、11月にカンボジアで行われたクンクメールとの対抗戦でも初回KO勝利を収めると、12月には「KNOCK OUT-REDスーパーフェザー級王座決定トーナメント」準決勝で、久井大夢を破ったロムイーサンに1Rで右ハイキックによるKO勝ちの番狂わせ。決勝では久井に判定負けで王座獲得はならず。2025年4月に試合が決まっていたが、網膜裂孔でドクターストップがかかっていた。戦績は12勝(4KO)2敗。

ゴンナパーはタイで100戦以上のキャリアを積み、2010年から日本を主戦場に。日本人キラーとして名を馳せ、2016年9月からK-1グループに参戦。2018年4月に第5代Krushライト級王者、2020年12月に第4代K-1 WORLD GPライト級王者となった。2025年2月にKNOCK OUT初参戦を果たすと古村匡平に判定勝ち、6月に重森陽太をKOしてKNOCK OUT-REDライト級王者となった。戦績は118勝(27KO)31敗3分。

1R、ゴンナパーは左ストレートから右フックで前へ出てヒジ。下地は左フックと右ストレート、右ロー。下地の左フック、右ストレートがゴンナパーを捉える。下地のヒザ蹴りにはゴンナパーが右フックをジャストミート。下地はジャブで立て直すと、前に出てくるゴンナパーのサイドへ回り込んで左フックと右ストレートを当てに行く。

しかし、下地が首相撲に持ち込んだところでヒザの蹴り合いからゴンナパーが右ヒジを打ち抜き、ダウンを奪う。立ち上がった下地に左ミドル、左右のヒジ。下地は右ミドルとワンツーで応戦する。ゴンナパーが左ローから左ストレート、下地は右ミドルとジャブでこのラウンドをしのいだ。

2R、前に出るゴンナパーが左ストレートから右フック、下地は下がりながらも左フック、右ボディストレートを返す。ゴンナパーの左フック、右ヒジをかわす下地。左ミドルはもらう下地だが、ゴンナパーのパンチをかわし始めた。

下地はボディをパンチで打ち、ヒザも突き刺す。前へ出るゴンナパーに右を当てる下地。ゴンナパーのヒザにもヒザを返す下地。下がりながらも左フック、右ストレート。ならばとゴンナパーはロープを背負わせてのヒジ。

3Rが始まるとすぐに距離を詰めるゴンナパーは、下地をロープに追い詰めると右フックからの左フック。下地は組み付こうとしたがダウン。そのまま立ち上がることが出来ず、ゴンナパーの貫録のKO勝ちとなった。

ゴンナパーは愛娘をリングに招き入れると抱き上げ、「今日はとてもうれしいです。今日はタイから娘と奥さんも来てくれて感動しています。これからも一生懸命練習して頑張ります。いつもタイのウィラサクレックムエタイジムで練習しています。皆さん、タイへ来た時は僕に会いに来てください。世界中から応援してくれるファンの皆さん、日本の皆さん、今日はありがとうございました。これからもよろしくお願いします」と語った。



