キックボクシング
レポート

【KNOCK OUT】軍司泰斗がヒジ打ちで衝撃の初回KO負け、ゴンナパーが善戦・下地をKO、古村匡平がプンルアンを最終回KO、ぱんちゃん璃奈がアムにKO勝ち!松嶋こよみは3Rにあわやも判定勝ち、祐輝が勇成を秒殺KOで小笠原瑛作へ挑戦アピール、K-1石田協が高塩竜司にTKO勝ち

2025/08/29 17:08

▼第8試合 KNOCK OUT-REDライト級3分3R延長1R
〇古村匡平(FURUMURA-GYM)
KO 3R 0分18秒 ※左フック
×プンルアン・バーンランバー(タイ)


 古村は幼少の頃よりムエタイを学び、ムエタイ仕込みの強烈なミドルキック、ヒザ蹴り、パンチを武器とする。2023年4月に強豪スリヤンレックからTKO勝利を奪い、11月には元ルンピニー王者のバットマンから殊勲の勝利を収めた。2024年はRIZINとカンボジアのクンクメールに出場も黒星。2025年2月のゴンナパー戦では判定負け。戦績は23勝(10KO)7敗1分1無効試合。


 プンルアンは『ONE Friday Fights』の常連出場選手で、2023年6月の『ONE Friday Fights 20』から6連勝(3KO)を達成。ジャオスアヤイにKO負けで連勝を止められると、サミンダンには判定勝ちもその後はヨードレックペット、ナックロップら強敵に4連敗を喫している。戦績は66勝9敗。ランバー・ソムデートM16のBaanrambaa所属。


 1R、右ローの蹴り合いからスタート。プンルアンは左右フック、ワンツーで突っ込む。古村はかわしながら右フック。古村の右ミドルがヒットすると、プンルアンはすかさず右を打ち返す。左ミドルを当て合い、古村の前蹴りにはプンルアンが左ミドル。強い右カーフを蹴る古村だが、プンルアンは左ミドルを蹴り返してくる。


 2R、プンルアンは左ボディ、古村がバランスを崩して倒れたところを蹴ろうとしてしまい注意を受ける。古村の前蹴りにプンルアンは左ミドル、パンチを見せておいての左ミドルもヒットさせる。古村はワンツーで反撃もすぐにプンルアンは左ミドル。


 古村は右カーフ、プンルアンはパンチを打って空振りしても必ず左ミドルを蹴って当てる。古村は組み付くと持ち上げてプンルアンをマットに叩きつけた。古村の右カーフでプンルアンが転倒すると、立ち上がったプンルアンに古村が左右フックで攻めていく。

 3R、古村の右カーフを空振りさせて左ミドルを蹴るプンルアン。パンチを空振りしても左ミドルを当てる。しかし、右ローを蹴るプンルアンに古村が圧をかけていき、左フックを振り抜いた。オープンフィンガーグローブならではのガードをすり抜けたこの一発が見事に決まり、豪快に倒れるプンルアン。古村のKO勝ちとなった。

 KOボーナス50万円を受け取った古村は歓声に応え、「魔王です。魔王になっちゃいましたよ。地獄のライト級で王になるために。まだ正直、拳は折れてます。でも絶対にゴンナパーに勝って、重森に勝って、久井くんもいますし、地獄のライト級で王に返り咲くために帰ってきました。プンルアンめちゃくちゃ強くて、気持ちが折れそうになったんですけれど、みんなのおかげで戦い抜くことが出来ました。僕が試合出来ない時もファンの方が労いのDMをしてくれて救われましたし、この舞台に帰ってこれて本当に嬉しいです。ゴンナパー絶対に倒して、俺がこのライト級の魔王になります。僕の夢についてきてください。KNOCK OUTの象徴になれるように頑張ります」とマイクアピールした。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.341
2025年12月21日発売
大晦日決戦に臨むシェイドゥラエフと朝倉未来ほか「特集◎大晦日を読む」では、5大タイトルマッチのインタビューと川尻達也らが試合解説。UFC平良達郎、40周年記念・水垣偉弥インタビューも
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント