撮影/安村発
MAROOMS presents KNOCK OUT.56 ~NEW BEGINNING~
2025年8月29日(金)東京・後楽園ホール
※U-NEXTにてLIVE配信
▼メインイベント(第10試合)KNOCK OUT-RED -59.0kg契約 3分3R延長1R
×軍司泰斗(K-1ジム総本部チームペガサス)
KO 1R 2分42秒 ※左ヒジ打ち
〇ゲーオガンワーン・ソー.アムヌワイデッー(タイ)

軍司はK-1アマチュア優勝を経て2015年2月にプロデビュー。2016年にK-1甲子園優勝、2017年9月にKrushバンタム級王座を獲得(第2代)、2021年12月に第5代K-1 WORLD GPフェザー級王座王座に就いた。2022年8月の「K-1 WORLD GP 2022 K-1フェザー級世界最強決定トーナメント」で優勝。2025年10月にはISKAオリエンタルルール・インターコンチネンタル・スーパーフェザー級王座を獲得している。

K-1との契約を終えて、2025年6月にKNOCK OUT初参戦。ヒジ打ちあり、つかみ制限無しのREDルールに挑み、元ラジャダムナンスタジアム認定フェザー級王者ペットルンルアンを得意の左ボディでKOした。戦績は27勝(7KO)6敗1分。
ゲーオガンワーンは元ルンピニースタジアム認定スーパーフェザー級王者(2015年)、元タイ国プロムエタイ協会同級王者(2015年)、True-4U同級王者(2016年)、CP Fresh Martチャンピオントーナメント優勝(2013年)などの実績を持ち、戦績は78勝30敗2分。スーパーレックとは2015年・2016年に3度対戦し、2勝1敗と勝ち越している。2024年6月の『MuayThai Super Fight』に初来日、大和哲也に判定勝ちした。サウスポーのフィームー(テクニシャン)。

1R、軽快なステップを踏む軍司にゲーオガンワーンは左ミドル、軍司も右フックを合わせる。重さが伝わる左ミドルを蹴るゲーオガンワーン。軍司は左ミドルを腕で受けて左ボディを叩き込む。組み付くと軍司がゲーオガンワーンを崩してみせた。ロープを背負わせた軍司は左ボディ、そして左フックをクリーンヒットさせてゲーオガンワーンが大きくグラつき、軍司もダウンと勘違いするほどのヒットを奪った。


しかし、ゲーオガンワーンは堪え、ここからいきなり首相撲の展開に持ち込む。軍司も組みで対抗。軍司が右インローからロープを背負ったゲーオガンワーンに打ちに行ったところで、ゲーオガンワーンが左ヒジのカウンター! この一撃がヒットし、後ろに倒れる軍司。カウントが進められるも立つことが出来ず、ゲーオガンワーンの衝撃KO勝ちとなった。軍司は初のKO負け。



ゲーオガンワーンはマイクを持ち、「今日は勝利出来てとても嬉しいです。皆さん、ありがとうございます。日本に来て2回目の試合でした。また日本へ来て試合がしたいです。僕は今月、息子が生まれました。なので今日は息子のために勝って、タイへ帰れて嬉しいです。今日、僕は息子のために勝つつもりでタイから来ました。これからも息子のために頑張りますので応援よろしくお願いします」と語った。




