▼第5試合 KNOCK OUT-UNLIMITEDスーパーフェザー級 3分3R
〇カルロス・モタ(ブラジル)
判定3-0 ※29-28×3
×中村悠磨(和術慧舟會 HEARTS)
モタは2016年7月にMMAでプロデビュー。ブラジルで8連勝後、2019年11月から『LFA』に参戦。同大会のフライ級王者になっている。さらに2022年8月には『UFC Fight Night』にも参戦を果たした(判定負け)。2024年12月のKNOCK OUTに初来日し、KNOCK OUT-UNLIMTEDルールで栗秋祥梧と対戦。テイクダウン&パウンドで圧倒しての判定勝ちを収めている。MMA戦績8勝2敗。2025年6月に古木誠也とKNOCK OUT-BLACKルールで対戦したが、初回KO負けを喫した。
中村は2025年6月のKNOCK OUTでプロデビューしたばかり。デビュー戦は長いリーチとアグレッシブなファイトスタイルで高木晟至に判定勝ちしている。

1R、出合い頭に中村がいきなりのワンツーをヒットさせる。そのまま追いかける中村が圧をかけ、モタは左へ回り込む。中村がジャブ、モタの左ボディフックには右フックを合わせに行く。

ボディを狙ってくるモタへ打ち下ろしのフックを合わせる中村。左右に構えをスイッチするモタはサウスポーから左ミドル、オーソドックスで右カーフ。モタは残り10秒でパンチをまとめ、右ローを蹴って優勢な場面を作る。

2R、序盤にモタがダブルレッグでテイクダウン。蹴り上げを見せる中村にモタは踏み付けを仕掛けていくがブレイク。モタは左右へ回り込み、石田にパンチを打たせない。逆にモタは単発ながらフック、ミドルを当てる。

残り10秒、左ミドルをヒットさせたモタが左右フックの左フックで中村をダウンさせ、踏み付けに行ったところでゴング。1Rに続いてモタが動き回って中村にパンチを打たせず、残り10秒でポイントを取りに行った。

3R、中村は圧をかけていくがなかなか手が出ない。左ミドルを当てるモタ。中村のワンツーに対して、モタは回転の速い左右フック。ハンドスピードが明らかにモタの方が速い。中村が右ストレートを出すとフックを3発返すモタ。さらに左ミドル。

そして残り10秒近く、ダブルレッグでテイクダウンしたモタはパウントと踏み付け、ガードの中村に左のパウンドを連打して試合を終えた。判定は3-0でモタの勝利。試合巧者ぶりを見せつけた。


