MMA
レポート

【POUNDOUT】ライト級で山本琢也が葛西和希に判定勝ち、大搗汰晟が岡田達磨を投げてトップで判定勝ち、松井涼が武田勇輝を肩固め極める! 小林大介が能坂陸哉に延長判定勝ち、藤村健悟が八木敬志に判定勝ち、岩倉優晟が1R TKO勝ち

2025/06/22 14:06

▼第5試合 ウェルター級 5分2R・延長1R
〇岩倉優晟(リバーサルジム立川ALPHA)76.55kg
[1R 2分08秒 TKO]

×宇土冬真(TURNING POINTMMA)77.45kg

 リベンジか、返り討ちか。因縁の再戦。

 両者は約2年前、DEEP TOKYO IMPACTで一度拳を交えており、その際は岩倉が持ち味の組み技を活かして、1R TKO勝ち。岩倉は続く次戦でも山田聖真にスプリット判定で勝利している。

 柔道出身の岩倉は、相手を崩し、削り、コントロールする展開を得意とするMMAファイター。3勝2敗という戦績のなかで、常に組みの展開で主導権を握り、地道ながらも着実な進化を遂げてきた。相手を“フィニッシュに近づけさせない”堅実な試合運びも大きな武器だ。

 一方、宇土もまた柔道をバックボーンに持ちながら、蹴りやタックルといったアグレッシブな攻撃を武器にするサウスポーファイター。2025年2月の前戦では青木忠秀のヴォンフルーチョークに一本負け

 過去の敗戦を糧にして経験を重ね、現在は「当時とは違う自分」を見せるべく闘志を燃やしている。かつて格闘DREAMERSで指導を受けた高谷裕之の大会に出場することにも特別な想いを抱いており、この一戦への気持ちはひときわ強い。

“組みで削る岩倉”と“攻めて倒す宇土”というスタイルのぶつかり合い。そして、“過去の勝者”と“過去を超えたい者”の再会。それぞれの「現在」が試される一戦だ。

 1R、サウスポー構えの宇土は左ハイ、左ストレートで金網に詰めるが、体を入れ替える岩倉のバックに回るが、足をかけられず前方に落とされる。

 左から右の逆ワンツーで詰める宇土に、岩倉も左ミドルハイを肩口に当てる。ワンツーの連打で詰める宇土に、ケージ背にした岩倉は右ストレート一閃! 前のめりに崩れた宇土をパウンドアウトした。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.341
2025年12月21日発売
大晦日決戦に臨むシェイドゥラエフと朝倉未来ほか「特集◎大晦日を読む」では、5大タイトルマッチのインタビューと川尻達也らが試合解説。UFC平良達郎、40周年記念・水垣偉弥インタビューも
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント