▼第8試合 バンタム級 5分2R・延長1R
〇松井 涼(EXFIGHT)61.55kg
[2R 3分52秒 肩固め]
×武田勇輝(マスタージャパン東京)61.40kg
マスタージャパン東京所属、空手バックボーンの22歳の武田勇輝がプロ2戦目。対するはレスリング歴20年、PANCRASE2戦2勝の松井涼。
武田は蹴り技、特にヒザ蹴りに絶対の自信を持つストライカー。アマチュア修斗を経て、2025年3月の『Grachan 73 X Brave Fight 35』のプロデビュー戦では高橋風我に1R、右ヒザでKO勝利。アグレッシブに前に出るスタイル。今大会で23歳の誕生日を迎え、「打撃でねじ伏せて勝つ」と語る。
松井は、EXFIGHT所属。レスリングでは専修大学時代に2015年東日本学生レスリング春季新人戦優勝、2017年グレコ全日本選手権準優勝。PANCRASEでは2024年8月に佐々木健吾に判定勝ち後、2025年3月の前戦で千種純平を相手に、安定したタックルからのグラウンドコントロールで判定ながら完勝。
武田の蹴りがテイクダウンを阻むか。松井の組みが武田の距離とテンポを崩すか。
1R、武田は下段蹴り。その後、松井はシングルレッグからバッククリンチ、アームロック、正対狙う武田をテイクダウンから手首をコントロールしてパウンド。武田のケージでの立ち上がりにアンクルピックで崩して押さえ込む。
2R、右ローの武田。松井のシングルレッグをスプロールするも、なおも松井は詰めてダブルレッグテイクダウン。下の手首を掴んで寝かせてハーフから左で枕。金網で上体立てようとする武田だが、松井は左脇を開けさせて肩固め。タップを奪った。













