▼第9試合 ウェルター級 5分2R・延長1R
〇青木忠秀(総合格闘技道場コブラ会/ウェルター級1位)77.3kg
[2R 4分34秒 ヴォンフルーチョーク]
×宇土冬真(TURNING POINT)77.2kg
ウェルター級ランキング1位の青木忠秀と新鋭・宇土冬真が激突。
コブラ会に所属する青木忠秀は、野球出身のフィジカルアスリートでMMA4勝1敗1分。3勝1分けの負け無しで臨んだ2024年3月の桜井隆多戦で判定負けを喫したものの、2024年8月の前戦では能登崇のギロチンにヴォンフルーチョークを極めて一本勝ち。34歳。グラウンドコントロール力を軸としつつ、スタンドでも的確な打撃を繰り出せるバランスの取れたMMAの完成度の高さを見せるか。
一方、TURNING POINT所属の宇土冬真は、2023年2月のFighting NEXUS vol.30で趙大貴に1R TKO勝ちも、9月のDEEP TOKYOでマッスル岩倉に1R TKO負け。2024年9月のGRACHAN71で山田哲也に1R TKO負けと2連敗中。若さを活かしたスタンドでのスピーディーかつアグレッシブな攻撃で主導権を握れるか。21歳。
1R、オーソの青木が圧力をかけるとサウスポー構えの宇土はダブルレッグテイクダウン。立つ青木のバック狙いも正対する青木が逆にシングルレッグでテイクダウン。宇土の立ち際にダブルレッグで持ち上げテイクダウンを奪うが、宇土も足を引いて立ち上がる。
左ハイの宇土。ブロッキングの青木は左右連打も、そこにカウンターのダブルレッグでテイクダウンは宇土。ハーフから左で脇差しパウンド狙いも、フルガードに戻した青木が下から細かい打撃。宇土のインサイドガードから左で足を越えると、そこでスクランブルで青木が立ち上がり、シングルレッグで宇土を崩してホーン。
2R、先に中央を取る青木は右前蹴り、そこに左を合わせに行く宇土。圧力をかけるとケージ背にした宇土がシングルレッグからドライブしてダブルレッグでケージに押し込み。
ネルソンで差し上げる青木に、左差しで小外がけを合わせてテイクダウンを奪うと青木の立ち際にバッククリンチ。正対した青木が小外がけで倒すも右小手巻きでスイープした宇土が、青木の立ち際にバック狙い。ここも正対した青木が立とうとする宇土を2度、ボディロックテイクダウン!
左腕を頭に巻いて下になった宇土にトップの青木がヴォンフルーチョークを極めて、宇土を失神させた。青木は2試合連続、ヴォンフルーチョークでの一本勝ち。







