(C)GRACHAN
2025年6月22日(日)14時から、千葉・TKPガーデンシティ千葉3Fにて『POUNDOUT 2』が開催されている。前日計量が21日、同地にて行われ、出場全選手がパス(『POUNDOUT1』リポート)。
メインはライト級で山本琢也(THE BLACKBELT JAPAN)と葛西和希(マッハ道場)が対戦。本大会の第4試合までは、YouTube「高谷裕之チャンネル」にて無料配信される。大会全試合を収録したフルバージョンは、2025年7月7日よりU-NEXTにて配信予定。

【写真】第1回大会にも出場、8月22日の『ROAD TO UFC』準決勝に日本人で1人駒を進めた中村京一郎が挨拶。
なお、17日の時点でミドル級の三上ヘンリー大智(EXFIGHT)vs.イ・イサク(Korean Top Team)が「イ・イサクが胃腸炎により入国不可のため」試合中止が発表されている。
▼第10試合 ライト級 5分2R・延長1R
〇山本琢也(THE BLACKBELT JAPAN)70.45kg
[判定3-0] ※29-28×3
×葛西和希(マッハ道場)70.45kg
実力者同士のライト級戦。柔道とムエタイをバックボーンに持ち、PANCRASE同級5位の葛西和希(マッハ道場)が、元GRACHANフェザー&ライト級二階級王者の山本琢也(THE BLACKBELT JAPAN)と激突する。
葛西は、MMA11勝4敗。3つのKO・TKOと3つの一本勝ちを記録。精緻な打撃と組み技の両局面でフィニッシュできるオールラウンダーだ。
2023年9月のPANCRASEで松岡嵩志に判定勝ち後、木村俊也を2R TKO、丸山数馬を2R リアネイキドチョークで極めて3連勝。2024年9月の前戦ではPANCRASEライト級次期挑戦者決定戦で天弥に1R TKO負けを喫した。キャリアの再構築に新たな舞台で挑む。
対する山本は、2023年5月の『RIZIN.42』フェザー級戦で体重超過し、横山武司に一本負け後、2024年7月の『RWS Japan』で75.0kg契約で翁長将健に2R TKO勝ち。
MMAでもライト級で再起を目指し、2024年10月の『POUNDOUT1』でHEAT王者で、葛西の同門でもある岡野裕城を67秒TKO。RIZINでの挫折を乗り越え、実力を改めて示した。
前日計量をクリアした山本は「メインということで、しっかり勝って盛り上げたいと思います。葛西選手、よろしくお願いします」とコメント。葛西選は「山本さんが強いことはもう身をもって知ってるんで。自分にできることは全力でぶつかることだけなんで、明日は楽しみにしてください」と覚悟を見せた。
1R、ジャブ、ローの葛西は右ストレート、右カーフ、左ミドルをヒット。詰める山本も右カーフを内・外とコツコツ突いて左ボディ・顔面と打ち分けて詰めるも葛西はステップを使って出入り。
2R、ジャブ、左ミドルの葛西に組む山本を剥がす葛西。ジャブに山本は鼻血。ジャブ、右で山本のバランスを崩す葛西。山本は左右連打で詰めるも回る葛西、山本は右カーフ、左から右を当てた山本。被弾した葛西のシングルレッグを切ってパウンド! 葛西は立ち上がり山本が詰めてホーン。決定的な場面を作った。
3R、ジャブの前手をフックと変化させる葛西は右ミドルも。追う山本は、ワンツーの右を当てると、突き続けた右カーフで葛西にヒザを着かせて左右でラッシュへ。組みを剥がされ回る葛西も右を返すが、山本が詰めて左を当てて詰めてホーン。
判定3-0(29-28×3)で山本が勝利。「70kgで再スタートしたので、チャンスのある試合をお願いします」と語った。































