MMA
レポート

【POUNDOUT】ライト級で山本琢也が葛西和希に判定勝ち、大搗汰晟が岡田達磨を投げてトップで判定勝ち、松井涼が武田勇輝を肩固め極める! 小林大介が能坂陸哉に延長判定勝ち、藤村健悟が八木敬志に判定勝ち、岩倉優晟が1R TKO勝ち

2025/06/22 14:06

▼第9試合 フェザー級 5分2R・延長1R
×岡田達磨(SAI-GYM)65.40kg
[判定0-2]

〇大搗汰晟(POLA GYM大阪)66.25kg

 打撃も極めも備えるグラップラー対決。

 プロ11戦目を迎える大搗汰晟は、柔道をベースに右ストレートとパウンドを武器とするサウスポーのオールラウンダー。近年は特に打撃の圧力と決定力に磨きをかけており、序盤から主導権を握る試合展開を得意とする。2025年2月の前戦では八木匠に判定負けも、キャリアに裏打ちされた冷静なペース配分と対応力は健在だ。

 対する岡田達磨は、テイクダウンやポジショニングといったグラップリング能力に定評があるが、それだけにとどまらない。2024年10月には、大搗が敗れた八木匠をボディロックや支え釣り込み足で崩し、2Rに肩固めで一本勝ち。“仕留める力”を備えたバランス型に進化を遂げている。

 一見“打撃 vs 組み”に映るこのカードだが、実際には互いに総合力を持つ現代型MMAファイター同士の対決。この一戦で試されるのは「どこで優位を築くか」ではなく、「相手の強みをいかに封じるか」。細かな主導権争いが、試合の流れを一瞬で変えるか。

 1R、岡田のシングルレッグを切った大搗。ともにサウスポー構えから左ローを突き、右ミドル、左ロー、左オーバーハンドからの岡田の組みに大搗が首投げ払い腰。凌ぐ岡田のボディロックを切り返して大搗が上からパウンド。

 2R、左ボデイ打ちで入る岡田。大搗は左カーフ。追う岡田に大搗は首と引手を掴んで払い腰テイクダウン! そのまま足を超えてマウント。跳ね上げる岡田を寝かせて細かいパウンド。押さえ込む大搗は残り10秒で上体を離して振りかぶるパウンドも、岡田は股の間を潜って立ち上がり。

 判定は1者ドローも2-0で大搗が勝利。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.341
2025年12月21日発売
大晦日決戦に臨むシェイドゥラエフと朝倉未来ほか「特集◎大晦日を読む」では、5大タイトルマッチのインタビューと川尻達也らが試合解説。UFC平良達郎、40周年記念・水垣偉弥インタビューも
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント