▼第12試合 スーパーファイト -56kg契約 3分3R延長1R
×金子晃大(K-1ジム自由ヶ丘/FROG GYM/K-1 WORLD GPスーパー・バンタム級王者)
判定0-2 ※28-30、28-28、28-29
〇池田幸司(ReBORN経堂)
金子は2022年2月にK-1スーパー・バンタム級王座決定トーナメントで黒田勇斗、璃明武、決勝で玖村将史を破りK-1王座戴冠。6月『THE MATCH 2022』ではRISEの鈴木真彦に惜敗も2023年9月に玖村将史との3度目の対戦で判定勝ちを収め、王座防衛に成功。2024年3月は、RISEのリングに乗り込み鈴木真彦を破り、リベンジを成し遂げた。7月と9月の「K-1 WORLD MAX 2024 -55kg世界最強決定トーナメント」でも優勝。2月にマノリス・カリシスに判定勝ちで現在12連勝中。戦績は26勝(13KO)2敗 。
池田は幼稚園から始めた空手をバックボーンに持ち、アマチュアでは無敗を誇り、2019年にはK-1カレッジ優勝。同年10月にKrushでプロデビュー。2022年3月に壬生狼一輝を判定で破りKrushバンタム級王座に就いた。同王座は2度の防衛に成功。2023年12月にはRISEに殴り込み松下武蔵を判定で破ったが、2024年3月には花岡竜に敗れた。スーパー・バンタム級に階級を上げた7月、晃貴を2RでKOして再起したのも束の間、9月永坂吏羅にダウン応酬の末初回KO負け。2025年3月、璃明武が保持するKrushスーパー・バンタム級王座に挑戦も延長戦で判定負け。戦績は14勝(8KO)7敗。



1R、まずは池田が左ミドル、金子の左ローに池田が右ストレートのカウンターでダウンを奪う。大きくどよめく場内。金子はポーカーフェイスで立ち上がる。ジャブからローを蹴ろうとする金子に池田は右の三日月。その後もジャブ、ワンツーを当てる池田。金子が蹴りを出すとバックステップで自分の距離を保つ。長いジャブと左三日月、ワンツーの池田に金子は右カーフ。

2R、金子は距離を詰めて右カーフ、右ストレート。1Rよりかなり距離は詰まっている。池田は回り込みながらのジャブ、金子の右カーフに池田は足を上げてスネブロック。金子はどんどん右カーフを蹴っていく。

3Rも徹底的に右カーフを蹴る金子に池田は転倒。池田は左三日月とジャブ。回り込む池田を金子は先回りするように進路を塞ぎ、左ボディを打つ。右カーフとワンツー、左フックで池田を追いつめる。ワンツーと左右フックで倒しに行く金子。池田は被弾しながらも左フックを返し、立ち続ける。そして試合終了。

判定は2-0で池田が大番狂わせの勝利。金子の連勝を「12」でストップした。横浜BUNTAIが大きく沸いた。
池田は「僕、勝ちましたけれど番狂わせでも何でもないこれが実力です。次は55kgのベルト賭けてダイレクトリマッチでタイトルマッチやってください。この勝利はいつも応援してくれている人たちのおかげです。次のタイトルマッチご期待ください。これからK-1トップを突っ走っていくのでよろしくお願いします」と、タイトルマッチでの再戦をアピール。
しかし、ここで璃明武と大久保琉唯がリングイン。璃明武が「まさか勝つとは思わなかったんですけれど。いやいや、ダイレクトリマッチはないでしょ。あり得ないでしょう。自分、池田選手に勝っているので」と、自分こそがタイトル挑戦者にふさわしいと主張。
池田が「負けてるけど俺のハイキックで眼窩底折れてるから」と反論すると、今度は大久保が「俺は璃明武選手に勝ってるし」と、自分こそがタイトル挑戦にふさわしいと主張する。池田は「俺は金子に勝ったんだよ!」と反論する。
「どんな形になるか分からないけれどタイトルを獲るのは僕です」と、池田はアピールした。果たして、金子とタイトルマッチで対戦するのは誰になるのか。




