▼第14試合 K-1 WORLD GPスーパー・ライト級タイトルマッチ 3分3R延長1R
〇ヨードクンポン・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム)
KO 2R 1分26秒 ※左フック
×稲垣 柊(K-1ジム大宮チームレオン)
ヨードクンポンはルンピニー、ラジャダムナンの2大スタジアムで活躍後、2014年からGLORYを主戦場にしてTOPKING WORLDSERIES 2018 -70kgトーナメントで優勝。2023年はタイで開催されたRWSの8名参加のウェルター級王座決定リーグ戦に出場し、ファイナルまで勝ち進んでいる。2024年9月の「第7代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王座決定トーナメント」に初来日すると1回戦と準決勝を左フックでKO勝ち、決勝で稲垣柊を判定に破り王座に就いた。2025年2月には鈴木勇人を左右フック連打で初回KO、初防衛に成功。戦績は103勝(29KO)38敗1分。身長176cm。29歳。オーソドックス。
稲垣は極真空手出身で少年時代に数々の大会で優勝・入賞を果たす。中学・高校はバレーボールで全国大会に出場するなど活躍。高校卒業後に格闘技に戻ると「格闘代理戦争」出演を経て2019年9月にプロデビュー。2023年1月・4月の王座決定トーナメントを制し、第9代Krushスーパー・ライト級王者に。11月には小嶋瑠久に判定勝ちで初防衛に成功すると、2024年4月に第3代K-1ライト級王者である林健太を破る番狂わせを起こした。9月の「第7代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王座決定トーナメント」では決勝へ進出するもヨードクンポンに敗れた。2025年2月、佐々木大蔵に判定勝ち。戦績は15勝(7KO)2敗。
ヨードクンポンはタイトルマッチで規定体重を100グラムオーバーしたため、王座はく奪。減点1からのスタートとなり、稲垣が勝った場合のみ王者として認定される。

1R、サウスポーの稲垣にヨードクンポンは左を打ちながら突進。これはブレイクに。稲垣はジャブ、ヨードクンポンは左フックを狙う。荒々しい左右フックを叩きつけてくるヨードクンポンに稲垣はジャブで対抗。右ボディも打つヨードクンポンは首相撲で組み付くが稲垣は突き放す。その突き放すところで、腕を伸ばす稲垣に左右フックを見舞うヨードクンポン。

2R、稲垣がジャブ、左ミドル。ヨードクンポンは右ロー。ヨードクンポンが飛び込んでの左ボディを見舞う。稲垣の左ミドルに左右フックを叩きつけ、下がる稲垣に飛びヒザ蹴り。かわされたヨードクンポンだが、振り向きざまに左フックを打つと稲垣のテンプルを直撃。稲垣が前に崩れ落ち、即KO勝ちが決まった。

体重超過ながらもKO勝ちを収めたヨードクンポン。すると朝久泰央がリングに上がり、「勝利おめでとう。体重しっかり落としてたらもっとよかったけれど、強いと思います。俺もライト級から65kgに上げて、ハッキリ言ってヨードクンポンより俺の方が強いと思っています。7月、宮田さんに頼んでめちゃくちゃ強いヤツを呼んでるんで、そいつをぶっ倒した後あなたが持っていたベルトを俺が奪い去ってやろうと思います。ぶちのめします。いつかやろうね」と、いつか戦おうと対戦を希望した。




