▼第4試合 ライト級(65.8kg以下)5分3R
〇ドム・マー・ファン(7勝2敗、豪州)156lbs/70.76kg
[判定3-0] ※29-27×3
×エフェヴィガヤニック雄志(11勝1敗、日本)155lbs/70.31kg
エフェヴィガはMMA11勝無敗。父が西アフリカのトーゴ出身、母が日本人の25歳で、空道をベースとし、2019年の北斗旗全日本空道体力別選手権(男子-260)では準決勝進出。TRIBE TOKYO MMAに所属し、MMAを学び、アマチュアEXFIGHTで連勝後、2021年にプロデビュー。ABEMAの海外MMA武者修行プロジェクトではフロリダのキルクリフFCで合宿を積み、2024年5月には『COMBATE GLOBAL』に参戦。プロ4戦目でジェラルベルト・カスティーリョにTKO勝ち。
その後もGLADIATOR、修斗で連勝を重ね、2024年8月の『TTF10』では元Bellatorのエマニュエル・サンチェスと対戦。左ストレートでダウンを奪ってのパウンドで初回TKO勝ち。MMA通算9戦無敗で、2024年11月にマックス・ザ・ボディと対戦し、最終回まで粘られたものの、最後はリアネイキドチョークを極めて、第11代環太平洋ライト級王座についている。2025年1月の前戦は欠場した西尾真輔の代役・ライダーHIROを1R リアネイキドチョークで一蹴、海外での試合を模索していた。
対する豪州のドム・マー・ファンは、MMA6勝2敗。2018年にアマチュアMMAデビューすると、2022年にプロMMAデビュー。2戦目と6戦目に現UFCのクイラン・サルキルドに敗れたものの、ほかは勝利し、2024年11月の前戦『Eternal MMA 91』ではトム・プラットにリアネイキドチョークで一本勝ち。2025年3月に神谷大智と対戦予定もともにRTU出場が決まった。
エフェヴィガは、24年上半期には『Dana White's Contender Series』出場オファーがあったが回避し、北米で勝つために満を持して、RTUに参戦。今回から枠が広げられた豪州から参戦のEternal MMAコンテンダーといかに戦うか。
#RTU4 Official Result: Dom Mar Fan (29-27, 29-27, 29-27) defeats Yuji Yannick Ephievi-Ga via Unanimous Decision.
— UFC News (@UFCNews) May 23, 2025
Complete Results ➡️ https://t.co/Su9Y0hQec0
1R、ともにオーソドックス構え。エフェヴィガは右カーフ。その2発目にマーファンは左で差して組み。金網背にしたエフェヴィガは左で差して四つ。さらに両差しにするが、マーファンはシングルレッグから崩し。金網に着いて残すエフェヴィガは右で差して体を入れ替え、四つでヒザ。組みに付き合い、クリンチアッパーから左前蹴り、さらに左ボディ!
クリンチにきたマーファンは縦ヒジを頭に突く。離れたエフェヴィガは左ロー。しかし詰めたマーファンはボディロックから中央側にテイクダウン! 残り50秒。背中を着かせたマーファンはハーフから右で差して細かいパウンド。残り10秒の拍子木に強いヒジを2発入れる。エフェヴィガの打撃はどこまで評価されたか。マーファンはテイクダウンもダメージを与えられず。
2R、エフェヴィガの右ローに合わせて組んだマーファンを体を入れ替え、左右を突くエフェヴィガ。中央でクリンチアッパーのマーファンに、左ボディを至近距離で連打! しかしマーファンは四つから小内刈テイクダウン! クローズドガードのエフェヴィガにインサイドから強い右ヒジ! エフェヴィガは左瞼をカット。
下からボディトライアングルのエフェヴィガ。「4の字やるならヒジを打て」というセコンドの声。足を解いたエフェヴィガに右で差してパウンドのマーファン。
徐々にケージまで動いたエフェヴィガにバックを狙うマーファンはリアネイキドチョークを斜め後ろから絞める。腕は入っているが、エフェヴィガは目を見開いて仰向けになって外してホーン。マーファンのラウンド。
3R、すぐに詰めたマーファンは小手投げも残すエフェヴィガは近距離の打撃で勝負。ヒジを突き、左ボディ連打! マーファンは左目尻をカット! ケージ背にするマーファンも右ヒジを返すと、右の連打を当てて、ケージの反対側まで押し込み。突き放したエフェヴィガは左ボディ! 崩れながらも組んだマーファンを体を入れ替えたエフェヴィガが押し込み。右で差して左ボディ。
離れてエフェヴィガは左ボディも軸がブレる。マーファンも右を返して押し込み。四つに。ケージに尻を着けて体を入れ替えたエフェヴィガ。肩パンチから右差し。左小手のマーファン。
The Street Buddha takes that 0! 💪
— UFC_Asia (@UFC_Asia) May 23, 2025
Dom Mar Fan hands Yuji Ephoevi-ga his first career defeat as he marches into the #RTU4 LW semis! pic.twitter.com/wi0CMMLC4B
離れたところについてきたマーファンに左右、さらにヒザを当てたエフェヴィガ! しかしマーファンは組み。最終Rはエフェヴィガか。判定は3-0(29-27×3)でマーファンが勝利。
試合後、「11連勝のユウジには今でも尊敬の念を抱いている。MMAというスポーツで、この記録を出すのはとてもとても難しいことなんだ。とても熟練したファイターだ。とはいえ、僕は熟練したファイターが僕のことをバッドに見るように仕向けるのが仕事だし、今日はそれができたと思っている。(このトーナメントで最大のアンダードッグだったが?)オッズ は “ストリートブッダ”を軽視しているということだ。だから今年も私は息苦しいほどのプレッシャーと、彼らの顔を切り裂くために、このブラケットにいる全員を迎えに行く。ストリートブッダとエルボーに気をつけろ!」と咆哮した。
The Street Buddha takes that 0! 💪
— UFC_Asia (@UFC_Asia) May 23, 2025
Dom Mar Fan hands Yuji Ephoevi-ga his first career defeat as he marches into the #RTU4 LW semis! pic.twitter.com/wi0CMMLC4B








