▼第5試合 環太平洋ライト級チャンピオン決定戦 5分3R
〇エフェヴィガ雄志(同級1位/TRIBE TOKYO MMA)10勝0敗 70.1kg
[3R 3分17秒 リアネイキドチョーク]
×マックス・ザ・ボディ(同級3位/BRAVE)14勝12敗 70.0kg
※エフェヴィガが環太平洋ライト級王者に
現在空位となっている環太平洋ライト級王座を賭けて、エフェヴィガ雄志(同級1位/TRIBE TOKYO MMA)とマックス・ザ・ボディ(同級3位/BRAVE)が激突。
デビュー以来。連勝街道を歩むエフェヴィガ雄志だが。8月に行われた『TTF10』では元Bellatorのエマニュエル・サンチェスと対戦し、北米の強豪を相手に1RでパウンドアウトでTKO勝ち。MMA通算9戦全勝でタイトルに王手を掛けることとなった。
当初は9月の後楽園ホール大会でマックス・ザ・ボディとのマッスル対決でKO勝利を収め、ビッグインパクトを残した西尾真輔(同級2位/総合格闘技宇留野道場)に、環太平洋ライト級王座戦が打診されたが、調整が間に合わず試合を回避。
西尾に敗れはしたが。同級3位のマックスがタイトルショットに挑む事となった。エフェヴィガは以前、試合後のマイクアピールでマックスを指名したこともあり、紆余曲折はあったが今回タイトル戦で拳を交わす事となった。世界を目指すエフェヴィガにとっては連続の国際戦になる。
かつてはキャプテン☆アフリカとの王座決定戦に敗れ。前回KO負けしている後のないマックスは逆に気を引き締めて今回の試合に挑むであろう。ライト級の新たな旗手としてベルトを巻くのは無敗の快進撃を続けるエフェヴィガか? それとも“カメルーンヘラクレス”マックス・ザ・ボディか?
エフェヴィガ「今までで一番強い自分を見せるので、よろしくお願いします」
マックス「自分のベストを尽くします。今まで少しいろいろありましたが、明日勝ちを獲りに行きます」
1R、サウスポー構えのエフェヴィガは、オーソのマックスに圧力をかける。右を振るマックスをかわすエフェヴィガ。間合いを保って右ジャブのエフェヴィガに、右で差して押し込むマックスを突き放したエフェヴィガ!
右オーバーハンドで飛び込むマックスをかわすエフェヴィガは左ヒザ! そこにクリンチアッパーのマックス。エフェヴィガの崩しの押し込みにマツクスは半ば引き込む形で下に。ハーフで両脇差すエフェヴィガは右枕で肩固め狙い。金網まで這い、足を抜き立つマックスを詰めるエフェヴィガにマックスはクリンチボクシングでホーン。
2R、マックスの右ハイをかわすエフェヴィガ。左から右を当てたマックス! 連打もクリンチのエフェヴィガは押し込み。金網背に四つから首相撲ヒザはエフェヴィガ!
離れて左前蹴りのエフェヴィガが前に。右脇腹に刺すと、マックスの組みを切る。しかしマックスも左右連打で詰めると、脇を潜ったエフェヴィガはバッククリンチから引き込み、4の字ロック。
左腕を脇に挟むマックス。背後のエフェヴィガにパンチ。武いて左腕でアゴ上からリアネイキドチョーク狙いも組ませないマックス。エフェヴィガはパウンドも入れてホーン。
3R、詰めるマックスにエフェヴィガは左ヒザ! マックスの右を受けながらも組みにバッククリンチ。抜けるマックスにすぐに組むも正対し離れるマックスが左右で前に。
右を振るマックスに組んでいなしてボデイロックテイクダウンはエフェヴィガ! マックスの立ち際をバックに回り、リアネイキドチョーク狙いからパウンド連打! バックマウントからリアネイキドチョークを極めてタップを奪った。
試合後、エフェヴィガは「個人的に10戦目で、9戦負けなしでプレッシャーもあるなかでチャンピオンになることができて最高です。試合内容はひどかったんですけど、うまくいかなくても、ここまで10戦しっかり失敗を学んで成長し続けた証だと思います。準備するなかで仕事はあって(※涙ぐみながら)、生活もあって大変だった部分もあるんですけど、この会場に自分の応援に来てくれた人以外も、一緒に観に来てくれた人とか仲良い友達、仕事仲間、家族、愛する人たちがいると思うので、その人たちとしっかり時間を過ごしてあげてください」と語った。