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【RTU】1日目のトーナメントは日本人が1勝3敗。青井人とチャンミンが互いに腰を落とす熱闘もチャンミンがスプリット判定勝ち、中村京一郎がカウンターのヒザ蹴り一閃KO勝ちでカイウェンと激突に。吉田開威が1R TKO負け、山内渉が2R TKO負け。ワンマッチで松田亜莉紗が昨年準優勝シャオツァンにスプリット判定勝ち!

2025/05/22 19:05

▼第3試合 フェザー級(65.8kg以下)5分3R
〇中村京一郎(6勝1敗、日本)144.5lbs/65.54kg
[2R 2分24秒 KO]
×パク・オジン(8勝2敗1分、韓国)146lbs/66.22kg
※2024年9月にBlack Combatでナム・ウィチョルに1R KO勝ち。GLADIATORで田中有に一本勝ちのジョン・ハングクに12月に判定勝ち。2年ぶりフェザー級戦

 中村京一郎は5勝1敗の26歳。GRACHANでキャリアを積み、2024年に行われた非公式戦の『格闘代理戦争』に岡見勇信&中村倫也推薦選手として出場し優勝した。GRACHANではランキング1位。原口伸との対戦も計画されたが、中村が指の骨折で実現せず。

 前戦は、2024年10月の『POUNDOUT1』で鍵山雄介と対戦し1R KO勝ちで5連勝中だ。『格闘代理戦争』優勝で得たRIZIN出場権を行使せず、RTU出場を決めた。

 対するパク・オジンはBlack Combatで活躍し9勝1敗1分の23歳。2023年からライト級に上げており、2024年9月にBlack Combatでベテランのナム・ウィチョルに1R KO勝ち。GLADIATORで田中有に一本勝ちのジョン・ハングクに12月に判定勝ち。今回2年ぶりにフェザーに落としての試合となる。

 オーソで183cmの長身グラップラーのオジンは、柔術紫帯。組んでケージレスリング、テイクダウン、バックの攻防に長けた選手だ。対するサウスポー構えの中村は強打に、強いテイクダウンディフェンス、そして強いハートを持っている。

 1R、ともにサウスポー構え。パクは右インロー。中村は左ローを返す。右ミドルのパクに左ミドルの蹴り返しの中村は左ボディストレート。パクは右サイドキック、右には中村が左をかぶせにいき、左ローをダブルで当てる。

 パクのローシングルを切って立ち際に左右を狙う中村。詰めるパクの組みを切って左ボディストレートはパクがバックステップ。右インロー突く中村。左からワンツーで前に。さばくパクに左ロー。さらに右ボディ。しかしパクが右サイドキックで尻餅を着かせる。

 右ジャブから右ハイ、左ローで牽制のパクの組みを、中村は切るが、パクがサイドキック、互いにローでホーン。

 2R、右ジャブのパクに、中村の左ローがローブローに。中断後、すぐに再開。右インローのパクは右ハイも。中村の蹴りを掴んでニータップも崩れない中村は、足を抜いて詰めて左ストレート。ここはさばいたパク。左ハイをかわすが、互いにミドルの打ち合い。パクはオーソにスイッチ。

 中村は左を突いて前に。かわしたパクが右で前進しテイクダウンに入るが、そこに中村はケージを背にして左ヒザ! クリーンヒットして前のめりに倒れたパクに中村は鉄槌2発、失神。すぐにレフェリーが入った。

 試合後、中村は「考えずにフィーリングで行った。マイ・ユニバース。(ライバルは?)分からない。一人ひとりが持っている世界観を出せれば勝っても負けてもいいんじゃない」と語った。

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