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レポート

【RTU】1日目のトーナメントは日本人が1勝3敗。青井人とチャンミンが互いに腰を落とす熱闘もチャンミンがスプリット判定勝ち、中村京一郎がカウンターのヒザ蹴り一閃KO勝ちでカイウェンと激突に。吉田開威が1R TKO負け、山内渉が2R TKO負け。ワンマッチで松田亜莉紗が昨年準優勝シャオツァンにスプリット判定勝ち!

2025/05/22 19:05

▼第3試合 フェザー級(65.8kg以下)5分3R
×青井 人(14勝6敗1分、日本)144.5lbs/65.54kg
[判定1-2] 27-30×2, 29-28
ユン・チャンミン(8勝2敗1分、韓国)146lbs/66.22kg
※ONEでキアヌ・スッバ、キリル・ゴロベッツに判定勝ち後、2024年12月のZFN2でDouble GFC二階級制覇のパク・チャンスとドロー

 青井は14勝5敗1分の28歳。2024年3月に『ROAD TO UFC シーズン2』に出場した神田コウヤからスプリット判定勝ちでDEEPフェザー級王座を獲得。12月には元王者の芦田崇宏と対戦

 芦田の左ハイをかわしてすぐの左フックでのけ反らせて尻餅を着かせると立ち際にサッカーキック。さらに四つん這いになった芦田に右アッパーを当ててパウンド、2RでKO勝ちしている。DEEPフェザー級GPが開催されるなか、RTUを選択し、ユニファイドにはない攻撃で仕留めた青井は、『ROAD TO UFC』でどんな試合を見せるか。青井のセコンドには中蔵隆志BLOWS代表と“ニコイチ”と言う、練習仲間の福田龍彌がつく。

 対するは、『格闘代理戦争』で秋山成功推薦選手として出場し優勝したユン・チャンミン。ONEでプロデビューし7勝2敗。昨年ONEを離脱し、12月にコリアンゾンビ主催のZFNに出場し、パク・チャンスと1-1の痛み分けドローとなっている。31歳。

 1R、ともにオーソドックス構え。青井が右で飛び込むも、かわして組んだチャンミン。ケージに押し込み、投げる青井だが、しのぎ立つチャンミン。押し込まれた青井はスイッチで戻して立ち上がり。

 右の関節蹴りのチャンミン。青井は右を突く、右ストレートを当てたチャンミンに右を返しに行く青井。チャンミンがバランスを崩すと思わずサッカーキックに行こうとするが、思いとどまる。

 組んだチャンミンの小外テイクダウンに、ハーフから脇差し立つ青井。そこにがぶりを狙うチャンミンだが、青井は立ち上がり。青井の入りに右を合わせたチャンミン! 青井は怯まず前に出る。

 2R、左ジャブのチャンミンの右に、右フックを合わせに行く青井。しかしチャンミンはワンツーの右! 腰を落とすも戻した青井。左インローのチャンミンに、青井もインロー、右を狙う。チャンミンの跳びヒザからの詰めをさばいて回って中央に。

 顔面から出血する青井だが、ワンツーの右をブロック上に。しかし青井の右に今度はチャンミンが腰を落とす。詰める青井にチャンミンは組み。それを剥がしてスタンド勝負の青井。チャンミンは左前蹴りを腹に突く。互いにビッグラウンドも、圧力をかけたのはチャンミン。

 3R、左ジャブ、左ローのチャンミン。青井の入りにダブルレッグも切る青井が前に。右ハイ、左フックは空振り。チャンミンの右がかすめる。

 ジャブ、右前蹴り、左インローのチャンミン。青井も左ジャブのダブルだが、遠い。ジャブ、前蹴りで牽制するチャンミン。青井は右跳びヒザもかわすチャンミンは右ストレート。かわす青井はワンツーの右をブロッキング上。

 ジャブ&ローのチャンミンに左から右を振る青井だが、かわされる。アウトボクシング気味なチャンミンに、青井は前に。そこにダブルレッグのチャンミン。がぶる青井はバックを奪うが、首を守るチャンミンが腰をずらしてスクランブル。ホーン。

 判定はスプリットに割れ、1者が29-28で青井を支持も、2者が30-27でチャンミンが勝利。チャンミンは「この試合は、僕にとって本当にタフな試合だった。これまで疑いもあったし、失望もしたけど、ここで勝てて本当に嬉しい。今日のこと、今日の試合のことだけを考えていた。これからのことは、自分の試合だけに集中する」と語った。

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