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レポート

【RTU】1日目のトーナメントは日本人が1勝3敗。青井人とチャンミンが互いに腰を落とす熱闘もチャンミンがスプリット判定勝ち、中村京一郎がカウンターのヒザ蹴り一閃KO勝ちでカイウェンと激突に。吉田開威が1R TKO負け、山内渉が2R TKO負け。ワンマッチで松田亜莉紗が昨年準優勝シャオツァンにスプリット判定勝ち!

2025/05/22 19:05

▼第1試合 女子ストロー級(52.2 kg以下)
〇松田亜莉紗(7勝0敗、日本)115lbs/52.16kg
[判定2-1] ※29-28×2, 28-29
×フォン・シャオツァン(10勝4敗、中国)116lbs/52.62kg
※2024年RTUで本野美樹に判定勝ち。シー・ミンに3R KO負け。

 松田亜莉紗は6勝0敗。中国のフォン・シャオツァン(10勝3敗)と対戦する。2022年8月にプロMMAデビューした松田は、2024年10月の前戦で地元・大阪でエリザベスを相手に1R TKOで完勝。6連勝をマークした。

 対するシャオツァンはRTUシーズン3で本野美樹に判定勝ちも、決勝でシーミンの右ハイキックに3R TKO負けでUFCとの契約ならず。今回のシーズン4で再挑戦となる。

 1R、ローから入る松田、中央を取るシャオツァンも左インロー。その2発目に組んで松田が右で差して押し込み。左小手で右を差し上げるシャオツァンは体を入れ替える。

 四つ組から右で差すシャオツァンをフレームを作り体を入れ替えた松田、右で差して小外がけテイクダウン! いったん体を離してパウンドに。しかし蹴り上げのシャオツァン。スペースが出来たところで立ち上がり。組んで右足を対角のヒザ裏にかける松田。すぐに右で差して押しこむと、離れた両者の拳が交錯する。

 2R、詰めるシャオツァンが左ハイ。かわした松田を詰めて左ミドル! 音を立ててボディに受けた松田はサークリング。シャオツァンは左ロー。さらに左ミドルハイを腕に突く、さらに左ストレート。松田はシングルレッグからケージに押し込むがすぐに体を入れ替えるシャオツァン。

 右小手の松田。離れるシャオツァンは左ミドルを音を立ててハードヒットさせると、下がる松田は回ってボディロックから小外がけテイクダウン! フルガードのシャオツァンに中央に入ってときおり、パウンド。ブリッジで返してきたシャオツァンに松田は三角絞め! ヒザ裏で足を組んで絞めて下からヒジも突く。

 3R、サウスポー構えのシャオツァンに左回りの松田、遠間からシャオツァンの左の前蹴りがかすめる。さらに左前蹴りに組んだ松田は右で差して押し込み。さらに左差し、右差しに変えるがクラッチは組めず、突き放すシャオツァン。

 中蔵代表の「やるんだろ?」の声に、シャオツァンの左の蹴りに右オーバーハンドを合わせてトップを奪った松田! シャオツァンの下からの三角、腕十字をずらしてトップに! ハーフから脇差し体を入れ替えようとするシャオツァンにバック狙うも下になる松田。インサイドガードのシャオツァンは中央にステイして細かいパウンド。残り10秒で上体を立ててパウンド狙いのシャオツァンに、松田も巧みにディフェンス。

 1、2Rのシャオツァンの左の蹴り、ストレートのクリーンヒット。松田の三角絞め、右オーバーハンドはどこまで評価されるか。

 判定は2-1(29-28×2, 28-29)で松田がアウェーで勝利。中蔵代表とがっちりハグをかわし、判定では意外な表情を浮かべていた松田は、涙を流した。

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