高橋が組んで打撃、テイクダウンも。五明の左をさばいてフルマークの判定勝ちで決勝進出
▼DEEPフェザー級GP準決勝 5分3R
×五明宏人(JAPAN TOP TEAM)※中村大介に判定勝ち 66.25kg
[判定0-5] ※27-30×5
〇高橋遼伍(KRAZY BEE)※相本宗輝に不戦勝 66.25kg
五明「JTTみんなに『男祭り』勝ってもらって自分もしっかり勝ちます。応援お願いします」
高橋「しっかり勝ちます。お願いします」
五明は、伝統派空手の国際大会で5度優勝し、2022年3月のDEEPフューチャーキングトーナメントで優勝した。プロデビューから3連勝を飾り、2023年2月にプロMMA4戦目で神田コウヤとのタイトル戦に抜擢されるも判定負け。その後、海飛、木下カラテ、相本宗耀に敗れたが、2024年11月にはミヨン・ジェウクに判定勝ちし、大晦日の雷神番外地で赤田プレイボイ功輝にスプリット判定で競り勝った。GP1回戦は『RIZIN男祭り』で桜庭大世に一本勝ちした中村大介と対戦。激闘の上、中村に判定勝ちで準決勝進出を決めた。29歳。
高橋は、修斗で8連勝を飾ると共に2016年11月に修斗環太平洋ライト級王者に輝いた。2019年5月からONEを主戦場に活躍するが、ユン・チャンミンをKOに下し、オ・ホテクとスプリット判定など活躍も試合の機会に恵まれず、2024年3月にRIZIN参戦。久保優太にスプリット判定で敗れた。しかし、12月にDEEP初参戦でGINJIに右ストレートからのサッカーキックで初回KO勝ちするなど、破壊力ある打撃は健在。実弟のグレコローマンレスラーの高橋昭五と磨いた組み力もMMAに融合させている。GP1回戦は計量ミスの相本宗輝に不戦勝。36歳になる実力者がビッグタイトルを目指す。
1R。オーソの高橋にサウスポー構えの五明は左を突く。詰める高橋は五明の左をかわして組んで小外がけテイクダウン! そのままマウントを奪うと、スクランブルで背中見せて立つ五明のバック狙いから足払いで崩す、五明は立って正対して突き放す。
右インローの高橋。左回りの五明。五明の左ハイをかわしてワンツーから組んで押し込み、崩してサッカーキック。五明は組みヒザ。内腿にヒザを突く高橋。右前手フックをかわした高橋が前に、右ハイも。ブロッキングの五明。
2R、右インカーフの高橋が前に。五明の左から右フックをかわした高橋が組んでテイクダウン! 立つ五明にバッククリンチからヒザ。五明の左ミドルを掴んでその足にパンチ、さらに放し際に右ミドルも。五明の左の突き終わりに組む高橋。離れる五明に右オーバーハンド! 五明の左をかわして組み。そこにヒザを突く五明。高橋も右ヒザを内腿に。
3R、詰める高橋。右カーフ。そこに左を突く五明。右のかけ蹴りからの左ストレートをかわして高橋が組んでバッククリンチ! 右のヴァレリーキックから崩してテイクダウン! すぐに立つ五明に左ジャブを当てる高橋。左カーフも。大きな右はかわした五明。左ハイを打つが、かわした高橋が左。五明も左ストレートを返すが、クリンチアッパーの高橋。
ヒザを突く五明。高橋も前手左フック。五明のワンツーに組んでバッククリンチからヒザ。正対し離れる五明は右ジャブ、左ハイ。かわす高橋が左を当ててゴング。
GPの5者の判定は組みと打撃が融合した高橋が30-27×5のフルマークで勝利。決勝進出を決めた。









