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【DEEP】フェザー級GP1回戦! 打撃当てた五明がノーガードの中村大介のアームロック凌いで判定勝ち、22歳の水野が跳びヒザ&右で芦田を初回TKO、海飛が奥山に判定勝ちで準決勝進出。平松が瀧澤を右フックTKO! KENTAが本田に判定勝ち、JTT山本が北岡に競り勝ち6連勝

2025/03/15 17:03
【DEEP】フェザー級GP1回戦! 打撃当てた五明がノーガードの中村大介のアームロック凌いで判定勝ち、22歳の水野が跳びヒザ&右で芦田を初回TKO、海飛が奥山に判定勝ちで準決勝進出。平松が瀧澤を右フックTKO! KENTAが本田に判定勝ち、JTT山本が北岡に競り勝ち6連勝

(C)Takazawa Keisuke/DEEP/report by Jimura Yunta

 2025年3月15日(土)東京・後楽園ホールにて『DEEP 124 IMPACT』(U-NEXT配信/DEEP YouTube)が開催された。

「フェザー級GP2025 一回戦」が行われ、五明宏人、水野新太、海飛、さらに相本宗輝の欠場による不戦勝で高橋遼伍が準決勝に進出している。【GP組み合わせ抽選会リポート

▼DEEPフェザー級GP 2025 一回戦 5分3R
×中村大介(夕月堂本舗)66.30kg
[判定0-5] ※28-28マスト五明、28-29×3、27-30

〇五明宏人(JAPAN TOP TEAM)66.25kg

五明宏人 DEEPフューチャーキングトーナメント2021ライト級優勝
「明日はメインイベントとして相応しい試合をしたいと思います。中村選手のおかげで、久々の青コーナーでチャレンジャーの気持ちでリスペクトを持って戦いたいと思います。押忍」

中村大介 第7代DEEPライト級王者
「ちょっとあのくじ引きでメインを選ばせてもらって。すごい久しぶりでもう多分、20年ぶりぐらいの後楽園ホールのメインなんで、会場を沸かせられるように。五明選手という素晴らしい選手が相手なんで、自分もベテランなんですけど、全然チャレンジャーの気持ちはすごいあるので、思いっきりぶつかりたいと思います。盛り上げたいと思います。よろしくお願いします」

 Uの遺伝子を継ぎ、Dynamite!! で所英男から一本勝ちを収めている中村。2012年6月にDEEPライト級王者に輝き、2021年2月にはフェザー級王者の牛久絢太郎にヒザ蹴りでKO勝ち。

 2022年12月に岩本達彦にヒールフックで一本勝ち以降、キム・ミンウ、青井人、パク・チャンスといった国際戦を含む実力者相手に連敗中。2024年7月の前戦では白川ダーク陸斗にスプリット判定で惜敗しており、6月の45歳の誕生日をGP勝ち上がり選手として迎えるか。

 五明は、伝統派空手の国際大会で5度優勝し、2022年3月のDEEPフューチャーキングトーナメントで優勝した。プロデビューから3連勝を飾り、2023年2月にプロMMA4戦目で神田コウヤとのタイトル戦に抜擢されるも判定負け。

 その後、海飛、木下カラテ、相本宗耀に敗れたが、2024年11月にはミヨン・ジェウクに判定勝ちし、大晦日の雷神番外地で赤田プレイボイ功輝にスプリット判定で競り勝った。29歳。

 なお、同試合については、JMOCが判定の見解を公表。1Rは五明の押し込んでのヒザ蹴り、手数など累積的なインパクトと、ヒジ打ちの有効打などを評価。

 2Rも前半の五明が有効打。3Rに赤田が右のダウンを奪うも完全に追撃できなかったことで「五明の累積と赤田の一発にどれだけ差があったか。結論としては判定は妥当だった」としている。

 1R、オーソドックスの中村に五明はサウスポー。いつも通りガードを下げた構えで距離を詰める中村。サークリングする五明。左ハイ。ヒットし効いた。追撃のパンチを入れる五明。中村は腕を脇に挟んでアームロックを狙おうとする。ケージに詰めた五明が左右のパンチを打ち込む。腕でブロッキングしていた中村がパンチを連打で返すと五明効いた。

 タックルに入りしのごうとすると中村は五明の左腕にアームロックを狙う。再びバックに回った五明。アームロックのまま倒れ込んだ中村にパウンドを入れる。中村が放してガードを取ると五明が距離を取りスタンドに。

 

 またノーガードで詰める中村。ケージ際をサークリングし距離を取る五明。左ハイを出したが中村バックステップでかわした。五明の左右のフックで後退する中村。五明が追ってパンチを入れたところでゴング。

 2R、五明の蹴りをキャッチした中村が引き込んで足関を狙ったが、足を引き抜いて離れる五明。再びノーガードで詰めていく中村。ヒザを入れた五明だが、プレッシャーを受けてケージ際をサークリング。

 中村がパンチから組み付いた。自ら背中を向けて五明の右腕にアームロックを狙っていく。そのまま後方に倒れながら極めを狙う。上になると一旦アームロックを解除し、今度は左腕にアームロックを狙う。

 外して離れる五明。ノーガードで挑発する中村。詰める中村に五明はサークリング。ワンツーを入れた中村に五明も左ストレートを返す。ゴング。

 3R、中村が詰めて左右のパンチを打ち込む。五明もパンチを返す。左の3連打がヒットするが、中村はバックステップで凌ぐ。右ハイを見せた中村。ジャブもヒット。かけ蹴りを見せる五明。

 ジャブを入れた五明が押して倒すとサッカーキック。中村が足を取り足関を狙ったが足を引き抜く五明。

 中村が左右のパンチからシングルレッグで足を狙う。五明がバックについているが、中村が反転して上に。ハーフガード。

 足を抜きながらリアネイキドチョークに。アゴの上で耐えている五明。解除したところで反転した五明。立ち上がるとジャンピング踏みつけ。さらにサッカーキックを放つ。タイムアップ。判定へ。

 判定は28-28マスト五明、29-28×3五明、30-27五明で、五明が勝利。苦しみながらも準決勝進出を決めた。

 全試合後、準決勝進出4名がケージインしコメント。

高橋「5月しっかり仕上げて臨みます」

海飛「1R目にもらっちゃって、あまり記憶ないんですけど、勝って良かったです。次もしっかり勝つんで応援よろしくお願いします」

水野「昨日相本選手が計量失敗して『トーナメント冷めた』とか言ってる人がすごく多くて、試合前からめっちゃムカついた。(相本のことは)心配なんですけど、僕たち計量をクリアして命かけてリング上がってやってるんで、しっかりこの4人でまた次、面白い試合を見せたいと思います」

五明「やっぱ、人気が違いますね。みなさんの応援のおかげと相手の中村選手のおかげで、最後盛り上がってとても良かったです。準決勝では借りを返さなきゃいけない相手も、new faceもベテランもいるんで、次また勝つんでまた応援来てください」

 準決勝の組み合わせは改めて抽選となる。

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