キックボクシング
レポート

【RISE】トリンダーデがYA-MANをKO、絶体絶命の白鳥大珠が残り10秒でダウン奪う逆転勝利、原口健飛がソンヒョンに勝って再起、那須川龍心がクマンドーイをKO!中村寛がチャンヒョン・リーにリベンジ、笠原がパヌワットをKO!常陸飛雄馬が豪快KOで準決勝へ、大﨑一貴が秒殺KOで世界タイトル戦が決定、メイソンが戦慄のヒザ蹴りでKO勝ち、YURAが山口裕人を1RでKO

2025/03/29 12:03

▼第9試合 Superfight! バンタム級(-55kg) 3分3R延長1R
〇志朗(BeWELLキックボクシングジム/RISE世界バンタム級王者)=54.95kg
判定3-0 ※30-28、30-27×2
×ユン・ドクジェ(韓国/RAON/元KTK‐57kg級王者)=55.0kg


 志朗はジュニアキックを経て2009年8月にタイでプロデビュー、翌年1月に国内でプロデビューを果たした。2016年1月にはISKAムエタイ世界バンタム級王座を獲得して2度の防衛に成功。2018年11月からはRISEに参戦し、那須川天心とは2度対戦。2023年3月にディーゼルレックをハイキックでKOし、RISE世界バンタム級王座に就いた。


「RISE WORLD SERIES 2023 -54kg Tournament」では準決勝でクマンドーイに敗れ、12月にブンロンを初回KOして再起。2024年3月は田丸辰の挑戦を受けて世界王座の初防衛戦に臨んだが、偶発的なバッティングで無効試合となった。6月にクリスティアン・マンゾに判定勝ちすると9月に田丸との再戦を判定勝ちで制し、試合後にボクサーズナックルで手術を受けることを明かしていた。戦績は32勝(13KO)6敗4分1無効試合(タイの試合は除く)。


 ドクジェはイ・ソンヒョン、チャンヒョン・リーと同門で2019年に初来日して鈴木真彦に初回KO負け。しかし、その後は竹内賢一、MOMOTARO、Jyosei、国崇ら日本人選手を相手に全勝(3KO)している。元MAX FC 55kg王者、元KTK -57kg王者。戦績は36勝(7KO)15敗1分。


 1R、ドクジェが左ミドルで攻めていくと志朗は右ローを返す。志朗の右ローにはドクジェが右ロー。志朗が左ボディ、ドクジェが前へ出てくると左フックを狙う。志朗が右のカウンターからの左フックをヒットさせてドクジェをグラつかせ、パンチをまとめる。ドクジェが組み付いてくるとヒザ。ラウンド終了間際、ドクジェのパンチに合わせて右ハイを放つ。


 2R、前に出るドクジェに志朗は右ローから左フック、右ボディから左フック。ドクジェは右ストレートを返す。右カーフを蹴るドクジェが前へ出てくるとジャブで流れを変える志朗。互いにボディを打ち合う中、志朗が前蹴りで前へ出る。志朗が強烈な右ボディストレートを突き刺し、これにドクジェが反応。さらに右ローを蹴る志朗。


 3R、志朗が左三日月、右ロー、ドクジェは右ストレートと右ミドル。志朗は右ボディストレートと前蹴りもドクジェは右ストレートを返してくる。右ミドルと前蹴りを連発する志朗にロープを背負うドクジェ。志朗が右ミドルからの前蹴り、ワンツーと攻撃をまとめてドクジェにほぼ何もさせなかった。


 志朗が判定3-0で怪我からの復帰戦に勝利。マイクを持つと「しっかりKOしたかったですけど本当にタフで。55kgが盛り上がっているので次あたり55kg最強が誰かを決めたいと思います」と話した。

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