▼第10試合 Superfight! -52kg契約 3分3R延長1R
〇那須川龍心(TEAM TEPPEN/第3代RISEフライ級王者)=52.0kg
KO 2R 2分38秒 ※左フック
×クマンドーイ・ペッティンディーアカデミー(タイ/ペッティンディーアカデミー/ラジャダムナンスタジアム認定スーパーフライ級王者)=51.8kg

那須川はアマチュア大会で数々の優勝を経て、2022年4月のRISEでプロデビュー。2戦目で6月の『THE MATCH 2022』でK-1の大久保琉唯に判定で敗れ初黒星を喫したが、フライ級に階級を下げると3連勝。2月の「RISE NEW WARRIORSフライ級トーナメント」の準決勝で塚本望夢に判定で敗れるも、その後は6連勝。2024年6月には塚本へのリベンジを果たした。
また、2023年大晦日の『RIZIN』でMMAに初挑戦し、シン・ジョンミンにパウンドでTKO勝ち。2024年11月、数島大陸を初回KOで破り、RISEスーパーフライ級王座を奪取すると、12月にはペットマイもKOして3連続KO勝ち中。戦績は12勝(5KO)2敗。

クマンドーイは2020年大晦日に『RIZIN.26』で那須川天心に判定で敗れるも思い切りのよいパンチと重いミドルキックで場内を沸かせた。過去にはロッタン・ジットムアンノンに勝利している。これまでオムノーイスタジアム認定フライ級王座、WBCムエタイ世界スーパーバンタム級王座、True4Uスーパーフライ級王座、ラジャダムナンスタジアム認定同級王座&バンタム級王座を獲得。
2023年4月の来日では福田海斗にダウンを奪われて敗れたが、「RISE WORLD SERIES 2023 -54kg Tournament」では志朗らを破り決勝へ進出。田丸辰に敗れ優勝は逃した。直近の試合では3連勝している。

1R、クマンドーイはいきなり2回転してのハイキックという意表を突いた技。さらに得意の左フックを大きく振る。那須川は慌てずローを蹴り、クマンドーイが蹴り返してくると左フックを合わせに行く。クマンドーイが左右フックを振ってくると、那須川はよく見てかわしての右ストレート。
那須川が飛び込んでの左アッパーから左フック。クマンドーイも思い切り左右フックを振って来るが、那須川はかわすかブロックでヒットを許さない。前へ出る那須川がクマンドーイをコーナーへ詰めての打ち合いを見せる。那須川がジャブをボディに打ったところで初回終了。

2R、右ローの蹴り合いから那須川が左ボディからの右フックでダウンを奪う。クマンドーイの右フックに那須川が左フックで2度目のダウン。仕留めてに行く那須川が左右フック回転、クマンドーイも打ち合いに応じ、那須川は左ボディを叩く。
思い切り左右フックを振るクマンドーイに那須川はショートのパンチで打ち合い、ヒザも突き刺す。なんとここで前に出てくるクマンドーイだったが、那須川が左フックで3度目のダウンを奪ってKO勝ち。


「ヤバい、最高すぎる、マジで。みんなにめちゃくちゃ負けるって言われてて、それでも俺は勝とうと思って。これで本当に俺のことナメたやつは誰もいないと思うんですけれど」と嬉し泣き。

続けて「クマンドーイ選手、54kgの世界トーナメント準優勝で、俺が唯一やりたいと思っている選手がいるんですよ。54kgで優勝した田丸(辰)選手、僕は昔から小さい頃から一緒に練習していていつか超えたいと思っていて。俺がプロになった頃は天と地の差でいつかやりたいと言っていて。クマンドーイ選手を倒したことによって、やる価値があるんじゃないですか。キックボクシングの選手がMMAに行ったり、自分が昔からやってきた競技にプライドがない選手が多いと思うんですよ。僕はキックボクシングという競技にプライドを持ってRISEを引っ張っていきます。RISE最高!」と、RIZINでのMMAデビューを発表した田丸との対戦をアピール。キックボクサーのMMA転向が相次ぐことにも釘を刺した。





