シュートボクシング
レポート

【シュートボクシング】海人が2度のダウンを奪う圧勝で2024年を締めくくる、笠原弘希が延長戦で敗れる、山田彪太朗はダウン応酬の末に勝利、山田虎矢太が圧倒初回KO、吉成名高の初OFGマッチは圧巻のKO勝ち、笠原友希がRISEルールで勝利、MMAデビュー戦の奥山貴大が白川ダーク陸斗に腕十字の大番狂わせ!手塚翔太がフロントチョークでKO勝ち、都木航佑がダウン奪い6連勝

2024/12/26 16:12

▼第6試合 61.5kg RISEルール 3分3R延長無制限R
〇笠原友希(シーザージム/SB日本スーパーフェザー級王者)
判定3-0 ※29-28、29-27、30-27
×GUMP(TEAM TEPPEN/第9代DEEP☆KICK-60kg王者)


 笠原は2019年6月に国内55kg級トップクラスの小笠原瑛作をヒジ打ちによるカットでTKOに破る大番狂わせを演じ、2020年7月に那須川天心の対戦相手に選ばれたが初回KO負け。再起戦では手塚翔太と大激闘の末、KO勝ちでSB日本フェザー級王座に就き、2021年12月にはスーパーフェザー級王座決定戦を制してSBで2階級制覇を達成した。


 2022年3月にはRIZINに初参戦し、豪快な飛びヒザ蹴りで初回TKO勝ち。6月の『THE MATCH 2022』ではKrush王者の中島千博から勝利を奪った。9月にRISEの常陸飛雄馬に敗れて連勝が「7」でストップしたが、その後は再び6連勝。2024年4月には『ONE Friday Fights』に初参戦し、OFGムエタイでペットシーモックを初回KOに沈めた。8月のSBではペットモラコットを1Rにヒザ蹴りでマットに沈めタイ人選手相手に7戦全勝していたが、10月のONEでソンラックに判定で敗れた。戦績は30勝(15KO)4敗のサウスポー。


 GUMPは2024年8月の『DEEP☆KICK』で-60kg王者の大樹(RISEスーパーフェザー級3位)を三日月蹴りでKO。11月のRISEでは岩郷泰成をKOして波に乗っている。決め台詞は「ノーダメージ」。戦績は10勝(2KO)3敗1分。


 この試合は2025年に開催が決定したRISEの-61.5kgトーナメント出場者のセレクションマッチとして行われる。


 1R、右へ回り込む笠原が右フックから左ミドル、左ストレート。GUMPは右ローを返していく。正面に立つとGUMPがワンツーで前へ出る。下がる笠原だが前へ出て飛びヒザ。GUMPが右ストレートを放つと笠原は左ストレートを返す。左右のパンチを出して前へ突進するGUMPへ笠原は至近距離で左の飛びヒザを突き上げる。


 2Rもパンチを繰り出しながら突進するGUMP。笠原はヒザとクリンチで対抗。離れれば笠原が左ロー、左ミドル、左ストレートを入れるがGUMPの突進に組んでしまい警告を受ける。接近してくるGUMPを何とか突き放そうとする笠原。離れると笠原が蹴るが、GUMPが接近戦に持ち込むと嫌そうな笠原。


 3R、左インローを蹴ってパンチ連打で接近するGUMPに笠原は下がりながらの左ミドル。しかし、距離をとれずに笠原はやりにくそう。左ミドル、左ハイ、飛びヒザの笠原。どんどん前へ出るGUMPに押される笠原だが、下がりながらの左ストレートでGUMPをグラつかせて連打でダウンを奪う。


 GUMPは挽回しようと前へ出るが、笠原が蹴りで迎え撃ち、右のジャブのカウンターでGUMPはグラつく。笠原は組むとヒザ。ガムシャラにパンチを出すGUMPへ笠原が左ストレート、右フック。さらにワンツー、GUMPが前へ出てくると回り込む。


 判定3-0で笠原が勝利をもぎ取った。

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