▼第10試合 65.0kg契約 オープンフィンガーグローブマッチ エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R ※ヒジあり
×笠原弘希(シーザージム/SB日本ライト級王者)
延長R 判定0-3 ※9-10×3
〇ジャック・ジャックムエタイ(タイ)
※本戦の判定は29-30、29-29×2。
笠原兄弟の兄・弘希は強打を武器に海外強豪勢を相手に連続KOでSBチャンピオンの強さを証明してきたが、今年2月にONEでのワラポン・ソー.デッチャパン戦以降、戦線から離れていた。10月の復帰第一戦では、MISAKI率いるTEAM FORESTの長谷川祐也としたが、1Rわずか55秒でKOして再起を飾った。
ジャックは2023年6月の『ONE Friday Fights 21』に初参戦するとマンダンレックに初回KO勝ち、8月はペントーに判定負け、11月のダーキー戦ではまた初回KO勝ちを飾っている。
1R、まずはローの蹴り合い。サウスポーのジャックは前蹴りと左ミドル、笠原はその蹴り足をキャッチして転倒させる。笠原は右の三日月を突き刺し、ジャックは右ハイを軽くヒットさせる。笠原は左ローを蹴りながらじりじりと前へ出ていき、左カーフから左ボディ。さらに左ボディからの右フック、左ヒザ。笠原が攻撃を加えながらどんどん前へ出ていった。
2R、左ミドルを蹴っていくジャックに笠原は右カーフ、ジャックのミドルをキャッチしての左ボディ。ジャックは右フックを当てると首相撲に持ち込む。笠原は左ミドルを蹴られながら前へ出ていき、右フックから左ミドル。ジャックも左ミドルを蹴る。
3R、笠原は前へ出てロー、ミドル。首相撲からのヒザにきたジャックを笠原は投げに行くも失敗。笠原はパンチを出さず両腕を伸ばすようにして近付いていく。ジャックの蹴り足をキャッチすると右フックを打ち込んだ笠原だが、ジャックの右ヒジをもらったか左目下から流血。ドクターチェックとなる。最後、笠原は左右フック連打を見せたが試合終了。
本戦の判定はジャッジ1名がジャックを指示したがドロー。延長戦へ。笠原は右を伸ばして右ストレートを打つが、ジャックもすぐに右を打ち返す。左ミドルを蹴るジャックに笠原は右フックも、ジャックは組み付いてのヒザ。笠原は左ヒジを打つも空振り、ジャックに組まれる。笠原は左のパンチが出ず、ジャックに蹴られる。笠原は口からも出血が見られる。ジャックが左ヒジ、笠原もヒジを打ち返すとさらにジャックが右ヒジ。至近距離でヒジを打ち合って延長戦終了。