(C)GRACHAN/GONG KAKUTOGI
※パウンド 2024年12月22日(日)、東京・TFTホール1000にてGRACHANのビッグマッチ『GRACHAN HELIOS』が開催された。なお、当初、第7試合で予定されていた荒東"怪獣キラー"英貴vs.大場慎之助は、大場がインフルエンザで試合中止となっている(GRACHAN放送局/公式YouTubeチャンネル メンバーシップ配信)。(※詳報、写真追加あり)
▼第10試合 GRACHANバンタム級選手権試合 5分3R
×TSUNE(リバーサルジム新宿Me,We)王者 61.15kg
[3R 4分27秒 TKO]※パウンド
〇伊藤空也(BRAVE/同級1位/Eternal MMAバンタム級王者)挑戦者 61.05kg
※伊藤が新王者に
9月15日の『GRACHAN71』で、GRACHANの金のベルトを肩にかけた王者のTSUNEは「年内最後の試合でメインをやらせてもらいます。最高の試合をするので、皆さん会場に観に来てください」とアピール。
対する伊藤も銀のベルトを肩にケージイン。2024年6月の豪州『ETERNAL MMA 85: PERTH』でロッド・コスタを下してEternal MMAバンタム級のベルトを獲得した挑戦者の伊藤は、「先日、オーストラリアでETERNALのバンタム級のタイトルを獲ることができました。12月22日のバンタム級タイトルマッチで、本来は僕が持っていたベルトを獲り返しに行きます。昔から憧れていた選手と肌を合わせて戦えることに興奮しています」と意気込みを語っている。
TSUNE「メインなんで最高に盛り上げていきます」
伊藤「仕上がりは100%です。ETERNALでベルトを獲ってからの試合なので、進化した部分をしっかり会場の皆さんに見てほしいです。熱い試合でしっかり勝ってベルトを獲り返します」
1R、サウスポー構えのTSUNEでオーソから右インロー、右ハイの伊藤。TSUNEのダブルレッグテイクダウンにギロチンチョークを合わせてタップを引き出しかけるが、TSUNEは首抜きパス狙いも伊藤もディープハーフでホーン。ジャッジ1者が伊藤の10-9、2者がTSUNEの10-9。
2R、伊藤の左右に組むTSUNEは左小外がけテイクダウン。伊藤の足関節狙いを潰して右で脇差しパスガード。ハーフガードの伊藤を再びパスしたTSUNEに、足を戻し金網で上体立てる伊藤。ギロチンプレッシャーで立ち上がり金網に押し込むが、TSUNEもシングルレッグでレッスルアップでホーン。ここは3者10-9でTSUNEを支持。
3R、右の蹴りの伊藤に、TSUNEはローシングルレッグもスプロールしてパウンドの伊藤! なおもTSUNEは足を手繰るが、ギロチンプレッシャーもかけながら金網で立って体を入れ替えた伊藤は片足を持つTSUNEにヒジ、パウンド連打! レフェリーが間に入った。
「取り返すことが出来ました。3月にオーストラリアでETERNALに防衛に行きます。チームに感謝します。弟分の神谷とベルトを獲りたい。手塚さんにリベンジしたいです。あのときの屈辱はGRACHANでしか晴らせないので」と、豪州での王座防衛と、GRACHAN王座の次期挑戦者に手塚基信を指名した。