▼第2試合 RIZINフライ級(57.0kg)5分3R
×新井 丈(和術慧舟會HEARTS)56.95kg
[1R 4分12秒 TKO]
〇エンカジムーロ・ズールー(南アフリカ/CIT Performance Institute)56.35kg
“NEVER GIVE UP”を信条とする新井は、プロ初勝利以降、9連敗を喫したが、2019年10月から怒涛の11連勝。2023年11月に山内渉との修斗世界フライ級王座決定戦に3R KO勝ちし、ストロー級とフライ級で修斗史上初の2階級同時王者となった。激闘からわずか1カ月後の大晦日にRIZIN初参戦し、ヒロヤと対戦。2RハイキックでダウンしTKO負け。2019年2月から続いた11連勝がストップした。MMA16勝11敗2分。肉体改造し、本格的に階級を上げての挑戦はいかに。
南アフリカ、EFCフライ級・バンタム級二階級王者のズールーは、RIZIN初参戦。6歳から極真空手を始め、2008年に3カ国対抗戦で優勝を果たすとムエタイとK-1ルールにも挑戦。2010年にMMAに転向。2016年には『The Ultimate Fighter(TUF)24』に出場し、初戦で扇久保博正と対戦。2R 一本負けした。2023年7月にEFCバンタム級王座決定戦でムサ・セツワペを4R リアネイキドチョークで極め二階級同時王者に。2024年3月の前戦ではフライ級王座も防衛している。現UFC世界ミドル級王者ドリカス・デュプレシがチームメイトで、今回セコンド入りも検討されていた。MMA15勝6敗1分。
1R、オーソドックス構えの新井に、サウスポー構えのズールー。詰める新井にズールーは左前蹴りから。新井は右のダブル。ズールーはテイクダウンのフェイント。切る新井に、ジャブ&ローのズールー。新井は右ストレートをヒット! スイッチするズールーは左前蹴り。新井はバックステップではなくブロッキングで対応に。
蹴りで距離を取るズールーに中に入る新井は左右をまとめるが、ブロッキングのズールー。新井はジャブを突く。左前蹴りのズールーはミドルを腹に2度当てる。
上を見せて下を突くズールー、左右の蹴りを上段に。さらに左ミドルを腹に効かせると、左ハイに新井はグラつく。
さらにズールーは右テンカオ、首相撲ヒザ! 下がる新井にズールーは右アッパー! 大きな後ろ廻し蹴りをアゴにヒット! 右ストレートに新井が棒立ちとなり、セコンドのバトン投入とともにレフェリーが間に入った。新井のダメージの蓄積が気になるKO劇に。