▼第3試合 RIZINバンタム級(61.0kg)5分3R
×金太郎(アメリカン・トップチーム)60.95kg
[1R 3分16秒 TKO] ※左ストレート→グラウンドヒザ
〇秋元強真(JAPAN TOP TEAM)60.90kg
金太郎は、かつて拳を交えた堀口恭司がいるATT入りし、2024年3月に、ダイキ・ライトイヤーに判定3-0で勝利し、連敗を「4」で止めた。31歳になり、今回、野心に燃える十代の超新星・秋元強真を技術と経験で圧倒し、完全復活を遂げるか。
5戦無敗、18歳の秋元強真は、幼少期にボクシングを1年間習い、その後8年間サッカーを経験。14歳の頃、朝倉兄弟に憧れ、中学卒業を機にプロを目指しパラエストラ柏(現THE BLACKBELT JAPAN)でMMAを始めた。アマチュア6戦全勝で、プロ3連勝後にJAPAN TOP TEAMへ移籍。2024年5月には朝倉未来推薦選手として『格闘代理戦争』に出場し、アラン“ヒロ”ヤマニハに2R、右ボディを効かせてTKO勝ちするアップセットを起こした。
THE OUTSIDER出身の金太郎は、時を経て、朝倉兄弟門下生となった新鋭を下す壁となるか。秋元は、金太郎越えで朝倉海の抜けたバンタム級戦線で一躍スター選手の座に躍り出るか。
ともに笑顔で中央へ。秋元のセコンドには朝倉海とエリー&ビリー。
1R、ともにサウスポー構え。先に左ローは金太郎。中央を取る秋元に左回りの金太郎は左ロー。秋元のインローからの詰めにダブルレッグテイクダウンは金太郎。
ギロチンを解いてハーフの秋元の亀からの立ち際にバックに回る金太郎だが、両足はかけさせずシングルバックから亀で立ち上がる秋元は、コーナーに金太郎を押し込んで送り手をつかんで片足をかけると、ボディロックテイクダウン! サイドバックの秋元を、金太郎は巻き込み前転気味にスイープして上に。
下の秋元はコーナーを使って上体を立てると、足を引き寄せて寝かせようとした金太郎に、下からシングルレッグで立ち上がりに。足を外すと、金太郎のシングルレッグを切って離れ際にサッカーキックも空を斬る。
金太郎の右前手のフック、右前蹴りをかわす秋元。左ローを当てた金太郎は左右3連打で前に出るが、絶妙な距離感を持つ秋元はかわすと、ガードの中に頭を隠してノーモーションの右ジャブから踏み込んで狙いすました左ストレート! ダウンした金太郎の頭を押さえつけてグラウンド右ヒザを連打し、レフェリーが間に入った。
秋元は「生意気言ってすみません。自分は海さんや未来さんがここで戦っている姿を見て、格闘技を始めました。海さんや未来さんがいったんいなくなったこのリングを盛り上げるのは俺なんで俺に注目してください」と語った。
18歳の秋元。10代でのベルト獲得はなるか。